言葉のリサイクル

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火を放った男の子

 
 バーベキューなどをすると、火を点けるのが楽しい。火が消えないように新聞紙を丸めたり、空気の通り道を確保したりする。やがて食事は人をつなぎ、海沿いのキャンプファイヤーは水と火という対極にあるものをみつめて時間を奪われる。
 
 しかし、火を点けるのと放つのは意味が異なる。
 
 小さい頃に火遊びをして思いのほか大きくなってしまい、慌てて消した経験をお持ちのかたも少なくはないと思う。小学生の時、住んでいる家のそばに芝生があって、そこに近所の子が火をつけたところ、消防車が出動する騒ぎになったことがあった。
 
 ネット上では比較的小さな事件も速報されるので「また子供の犯罪か」という考えが量産されがちではあるが、前述のようにネットがない時代もこの手の騒ぎはあったのである。
 
 大分県で小学校低学年の男児が枯れ草にライターで火をつけたところを警察官に見つかり、補導された。被害が大きくなかったことが幸いしているし、「ごめんなさい」と反省もしているという。
 
 気になるのは男児がライターを持って繰り返し火を放っていたこと。1度やれば危ない、と感じるところをこの男児は数件繰り返していた。小さい子がライターを握って夜な夜な徘徊をしていた。独りぼっちでつまらなかったのか、おうちで寂しいことでもあったのか、火が燃えているさまを見て男児は何を思っていたのだろう。
 
 
☆ この世に生まれた子どもは全て、 神の新しい創造物であり、 みずみずしく光り輝く可能性である。(K.D.ウィギン)
 
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★ 連続放火で小学男児を補導 6件関与認め「ごめんなさい」(産経新聞)
 
 

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