高校生、火事から夫婦救出 消防総監感謝状(2008.12.25)
今月17日に東京・府中市で住宅が全焼する火事があったが、近くに住む高校3年の男子生徒が炎の中に飛び込み、老夫婦を無事救出した。東京消防庁ではこの生徒に消防総監感謝状を贈った。
生徒は府中市に住む、都立神代高校3年生の松本優士さん(18)。体育館で消防総監感謝状を贈られると、全校生徒が拍手をして称えた。
当時、「助けて」という声が聞こえた。自宅前の家が燃えていたことから、バケツで全身に水をかけて、80代の夫婦を救出した。2人は軽傷だという。
松本さんは、「小さい頃からおじいさんおばあさんに助けられた。大人になったら恩返しをしたいと思っていた。救助のあと、足が震えたけど、また同じようなことがあっても同じ行動をすると思います」と語った。東京消防庁では、一緒に救助した新聞配達員男性も表彰する予定だ。
同校の女子生徒は「果敢で男らしい人だと感じた。誇りに思う」と言っていた。それにしても、4人が無事で本当によかった。大人が子供をかわいがり、子供は大人を敬った。かつては当然だったそんなことが失われつつある昨今。そんな中で英断をした彼は、ごく普通の高校生にしか見えなかったが、人知れず自分の命を棚上げして行動した勇気ある青年だった。
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★ 火事の家から夫婦救出 高校生に感謝状(NHKニュース・08/12/25)
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