看護学生の6割が患者からの暴力経験 病院は対策を 筑波大学調査

(イメージ画像はうぽぽさん作製。フォトライブラリーより)
 
 看護学生が実習中に患者から受けた暴力の実態を筑波大学の江守陽子教授(看護科学)らの研究チームが調査した。それによると、学生の6割が暴力を受け、うち性的暴力が精神的暴力と並んで4割を超えていた
 
 調査は関東地方の看護専門学校、短大、大学計15校の看護学生712人を対象に2007年に調査。593人(83.3%)が有効回答をした。暴力を受けたと答えた学生は352人(59.4%)で、種類別では精神的暴力44.7%、性的暴力43.1%、身体的暴力12.2%にのぼる。
 
 三木明子准教授は「暴力は弱い立場のものにむく。患者との距離感の取り方など暴力防止の実技講習を行い、まず予防が大切。防犯ブザーを持たせるなど暴力を受けない環境作りも必要だ」と話す。
 
 病院のエレベータの中で女性看護学生が年配の男性患者と話していたのを見たことがある。通常の会話をしている時に、男性が看護学生の肩に手を載せた。すると学生は「手を触れない!」と注意。患者はおとなしく従っていた。
 
 補助的役割の多い看護学生の人たちだが、患者としてみればとてもありがたい存在なのは間違いなく、正規看護職員のかたたちと何ら変わりがない。経験の浅い彼らに有形無形の暴力をふるうなんて本当に患者なのだろうか。
 
 入院していた時、内科病棟が満室で整形外科病棟の8人部屋で過ごすこととなった。基本的に元気な人が7人もいると、夜のいびきが凄かった。そのため睡眠不足が続き、女性看護師さんに手紙でそのことを訴えた。すると次の日、朝6時起床の検温の時間。6時になると容赦なく開けられたカーテンが、8人中一番最後に開いた。担当の看護師さんが私を少しでも長く眠りにつかせてくれたのだ。
 
 そして看護学生の人たちには他愛のない話しの相手になってもらった。「心理学に興味があるんです」「母が看護師だった姿を見て」と看護師を目指す動機をいろいろ聞くことができた。患者の体に触れて、心にも触れることのある看護という仕事。そんな彼らに必要以上の負担を与えないようにしなくてはならない。病院も相応の対策をとる必要があるだろう。
 
 そして暴力をふるう患者さん、モンスターペイシャントなんて呼びません。あなたがたは、ただの犯罪者ですよ。
 
 

 
★ 看護学生:6割が患者からの暴力経験 職員の2倍、「性的」4割超 筑波大調査(毎日新聞・11/8/22)
★ 青い看護服の”学生さん” Kさんに逢いたい(本ブログ・10/5/10)
 
 

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