「金」目の盗難相次ぐ

 数年前、フィリピンの地方都市で脱線事故があった。原因は「線路がなくなる」ということも考えられていた。線路などの鉄製品を売れば金になるから、という日本ではあり得ない話だと思っていた。
 
 ところが、国内でステンレスやら銅製品やらの盗難が相次いでいる。
 
 バッテリーやステンレス製の線香皿、タイルホイールに蛇口に車止め。アルミサッシ戸に、下水の側溝などなど。
 
 背景には経済成長を遂げる国への密輸がある。こうした経済成長の裏には必ず暗い影が存在する。闇のすき間産業というべきものの繁栄がある。
 
 犯罪の類は何でもそうであるが、一度経験してしまうと二度目の躊躇がなくなる。特に人をあやめる行為でもない窃盗はその規範意識が薄れやすい。テレビで万引で捕まっている人を見ていると、「払えばいいんでしょ」と逆ギレよろしく反省の色がない。
 
 小さな罪がエスカレートして大きくなることは珍しくない。火の見やぐらの銅製の鐘も盗まれた。これで火事発生の周知が遅れてしまったら、盗人の罪はそれだけでは済まないという想像力が犯罪者には欠けている。
 
 
☆ 私は悪人です、というのは私は善人ですと言うことよりずるい。(坂口安吾)
 
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★ アルミサッシやパイプ、茨城・栃木でまた盗まれる(読売新聞・07/3/2)
 
 

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