大阪不明女児の親から1億円詐取 男女逮捕(2008.12.7)

 子供が事件に巻き込まれる事件が後を絶たない。未解決になっている事件の一つに、2003年に大阪府熊取町で下校途中に行方不明になった吉川友梨さん(14)=当時小学4年生=がある。大阪府警は懸賞金をかけて公開捜査を継続中であるが、娘を思う親心につけ込んだとんでもない事件が起きた。
 
 友梨さんの父親から「娘を助けられる。我々はプロ」などといい、1億円近くをだまし取っていた堺市内の男女2人が、大阪府警捜査一課と泉佐野署に詐欺の疑いで逮捕された。逮捕されたのは無職の男(39)と内縁の妻(38)。
 
 2人は共謀し、友梨さんの安否を心配する家族から現金をだまし取ろうと計画。04年7月中旬に女が友梨さん宅に電話をかけ、「私の弟も誘拐されたが、プロに助けてもらった」などと話し、男を紹介し、直接友梨さんの父親と会った。「友梨さんは三重県にいるみたいだ。確認するから金がかかる」などとうそをつき、必要経費として10万円をだまし取った。
 
 また、友梨さんを装って「九州のテーマパークに連れて行ってもらった」などとメールを送信。「警察は友梨さんの身内を疑っている」などと警察不審を煽った。しかし不審に思った家族が泉佐野署に相談。捜査を開始したところ、男らが自宅近くのコンビニエンスストアのATMで、現金を引き出していたところが防犯カメラに映っていた。
 
 両容疑者はホテル住まいなどをし、だまし取った金で豪遊していたという。これも新手の「振り込め詐欺」のようなものである。最近の犯罪の傾向としては、犯人が堂々と被害者と接触することである。容疑者というのは通常、被害者や他人に犯行現場を見られたくないのが心情である。しかし振り込め詐欺では、「自宅に代理人が取りに行く」などと言って、被害者から金を奪う事件が多発している。
 
 モンタージュ写真などが効果的であるが、最近では絵を描くのが得意である捜査員が「似顔絵」を作成することで逮捕に結びつけることもあるのだという。
 
 吉川友梨さんは2003年5月20日午後3時頃、自宅近くで同級生に目撃されたのを最後に行方不明となった。大阪府警は何者かが車で誘拐したと見て捜査している。
 
 親の子供を思う気持ちにつけ込んだ許し難い犯罪だ。詐欺罪以上の罪をきせたいくらいに腹ただしい。この親御さんに対しての中傷的な文言がネットで見られる。しかし親というのはそういうものなのだ。数千万でも1億でも支払って子供が帰ってくるならば、犯人など捕まらなくても良い、身代わりになってもよい、それが親が子を想う真実である。
 
   
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★ 1年半、高級ホテルを定宿 大阪の友梨さん事件詐欺(産経新聞・08/12/6)
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