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「ペッパー警部」と「サウスポー」を歌って募金 JASRACが震災対策を発表

 1位は「残酷な天使のテーゼ」(高橋洋子)、2位は「butterfly」(木村カエラ)、3位は「また君に恋してる」(ビリー・バンバン、坂本冬美)であった。
 
 JASRAC(日本音楽著作権協会)は、2010年度の著作権使用料分配額に基づく楽曲ランキングを発表した。CDやカラオケなどの使用から徴収され、作詞家、作曲家などの著作権者に分配される。
 
 また、東日本大震災への対応として、被災地域の飲食店やホテル、カラオケボックスなどの音楽著作物使用料について、2011年4月から9月まで徴収しないことを決定。10月以降については復興状況を見定める。
 
 JASRAC会長で作曲家の都倉俊一さんは自身の作曲作品のうち、「ペッパー警部」「サウスポー」(いずれも歌はピンクレディ)の通信カラオケでの使用料を9月分配分から1年間に渡り「JASRAC震災復興支援基金」に拠出することを決めた。2曲は都倉さんの作品の中でも著作物使用料が多いという。
 
 音楽著作権と言っても作詞家・作曲家までは分かりやすいが、実際はもっと複雑だ。CDなどに収められた楽曲演奏者やボーカルに対しても「アーティスト税」などと呼ばれる一定の印税が支払われる。版権を持つレコード会社や音楽出版社などや税金に手数料なども絡むのでもっと複雑だ。
 
 バンドが「音楽性の違い」を理由に解散することがあるが、実際は作詞作曲もするボーカルだけが収入が多く、そのほかのメンバーがそれを不満に活動を辞めてしまうことも推測される。ゆえに、サザンやミスチルなど、昔から友人同士で結成したバンドが長続きしているのはこのためであることも想像できる。
 
 ところで、個人的には「ウォンテッド(指名手配)」(ピンクレディ)も”募金曲”として含めて欲しかった。いずれにせよ、楽しみながら募金支援できる試みは嬉しい。買って募金、参加して募金、いろいろな取り組みが街で見られるが、今回の震災では長期的な支援が不可欠である。日本人全体が”伊達直人”となって、この国難を何としても乗り切る必要がある。
 
 
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★ 「ペッパー警部」「サウスポー」のカラオケ使用料を義援金に、JASRACが基金(INTERNET Watch・11/5/24)
★ 「エヴァ」主題歌、著作権使用料1位 昨年度(朝日新聞・11/5/24)
★ 音楽業界の仕組み〜超入門(ウタレン)
 
 

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