福岡の追突3児死亡飲酒事故 上告棄却 懲役20年確定 最高裁

 2006年8月25日、福岡市で飲酒運転をした元福岡市職員の男の被告(27)が乗用車に追突、3児が死亡した事件で、最高裁第3法廷の寺田逸郎裁判長は上告を棄却した。危険運転致死罪などで懲役20年が確定した。
 
 裁判官5人のうち4人の多数意見。2001年に新設された危険運転致死罪は、適用の基準が曖昧であったため、悪質だと思われた飲酒事故でも検察や裁判所が適用を見送るケースがあった。飲酒運転を「危険運転」とし、積極的な同罪適用につながったことになる。
 
 事故当時、被告はその場で救護措置をすることなく、水を大量に飲んで証拠隠滅を図ったがその場で身柄を拘束された。幼い子供3人が海に投げ出された事実を同乗していた両親は目の当たりにしたことになり、ショックは筆舌しがたい。これだけ悲惨な事故であったのにもかかわらず、その後も飲酒運転は全国から無くなることはなかった。
 
 この事件の7年前、東京の東名高速東京IC付近で、飲酒運転していた男のトラックが乗用車に追突。乗用車は大破し炎上。両親の目前の車内で3歳と1歳の子供が焼死するという痛ましい事故が起きている。我が子が目の前で「熱い」といっていた声が聞こえた。この事故も、危険運転致死傷罪の成立に大きな影響を与えた。
 
 福岡の事件について、最高裁判決で危険運転致死罪が積極的に適用されたことで、現場の警察官や検察なども二の足を踏むことが無くなるのではないか。法の番人だけではない。車を運転するすべての人に結果の重大性を認識させるという大きな意味を持つ。好んで事故を起こす者はいない。だから結果の重大性を充分に認識してハンドルを握らないといけない。
 
 幼い我が子が一瞬にして奪われた悲しみを被告は考えなくてはならない。我々も、酒を飲んでハンドルを握ったらどんなことになるのかということを、何度でも何度でも考えなくてはならない。被害者になる必要の無かった小さな子供達の無念さを、何度も何度も考えなくてはならない。
 
 
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