航空機炎上その時、逃げられるか

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 昭和58年にヒットしたドラマ「スチュワーデス物語」の中では、実際に日本航空の客室乗務員訓練センターを使い、ドラマは撮影された。
 
 劇中、さまざまな訓練の中で「緊急脱出訓練」というものがあった。90秒以内にすべての乗客を避難させるというものだ。乗務員がコックピットに連絡する。「L2のドアから火がみえます。L2のドアは使用できません」
 
 乗客も誘導する。

 「乗客の皆さん、こちらのドアは使用できません、あちらのドアから脱出してください、あちらのドアです、あちらのドアです」「荷物は持たないでください。靴は脱いでください。メガネも外して」
 
 手荷物を持って逃げようとする乗客に主人公の松本千秋(堀ちえみ)が言う。
 
 「バッグは置いていってください」
 「これは大事なものがはいってんのや」
 
 そこで松本は乗客にビンタをする。
 
 「あんた何すんねんな。乗客を殴るなんて、あんたそれでもスチュワーデスか」
 「バッグと命とどっちが大切なんですか。さあ、早くここから脱出してください、さあ、早く」
 
 訓練終了後、松本は教官に言われる。「乗客を殴るのはよくないが、緊急時はやむを得ないだろう」
 
 那覇空港で中華航空機が着陸後に炎上した。映像を見ていてそら恐ろしくなった。乗客が脱出用のビニール製の滑り台から全員脱出した、ほんの10秒後に機体は爆発した。
 
 乗客によると、乗務員からのアナウンスはなく、乗客が騒ぎ出してからようやく脱出が始まったという。幸いけが人もなかったが、管制塔から機長に緊急脱出する旨の指示がなかったらどうなっていたかと思うと恐ろしい。
 
 航空会社側に緊急時の対策をとってもらいたいのは当然だが、乗客側もいざという時の冷静な心構えが必要であろう。中華航空機はトラブルが多い。原因究明が急務である。取り返しの付かないことが起きてからでは遅い。
 
 
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