やまぬイランの混乱、女性が銃撃される動画も流れる

 イラン大統領選の結果が「公正でない」として、改革派のデモが行われており、首都テヘランでは混乱が続いている。「手作業の開票ですぐに結果が出たのは不自然」というもので、改革派の支持者1万人以上が20日にテヘラン中心部で抗議デモを行い、警官隊と衝突した。国営メディアは13人が死亡、100人以上が負傷したと伝えている。イラン当局は外国メディアの取り締まりを強化し、英BBC放送のテヘラン特派員は国外退去処分を受けた。
 
 また、今度は出勤途中の女性が車を降りた直後に銃撃され死亡、その模様がYouTubeで配信されている。女性は車で出勤途中に渋滞に巻き込まれ、車外に出たところを銃撃された。男性数人が倒れた女性に近づき蘇生措置を施すが、女性は一点を見つめるだけで動かない。狙撃された箇所を男性が抑えているように見えるが、その直後に女性の口と鼻から流血するショッキングな場面となっている。死亡した女性はネダ・アガソルタルさん。婚約者は「民兵が故意に撃った」と証言している。
 
 世界的にも改革派のデモに呼応する動きが出始めた。ワシントン、ベルリン、イスタンブール、アムステルダムなどで在留イラン人などが集結、「私の票はどこへ」と英語で書かれたプラカードを掲げ、現政権を批判している。
 
 民主化を求める市民とそれを阻止しようとする新政権側。武力弾圧が行われている国というのは、国際社会から孤立する階段を一段一段上っていくことになる。犠牲者がこれ以上でないように望みたいところだが、国際社会の救済措置が必要になってくるころではないだろうか。
 
 powerという英単語は「力」という意味だ。民主化を求める市民の力がどこまで及ぶか不透明である。そしてpowerにはもう一つ、「国家」を意味する。腕力で勝つのはスポーツの世界だけで、それ以外では大罪に他ならない。特に国家の「力」を武器にすることは一番卑劣だ。
 
 
☆ 戦争は、軍人達に任せておくにしてはあまりに重要すぎる(タレーラン)
 
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★ イラン改革派デモ、各国に呼応の動き広がる(読売新聞・09/6/22)
★ 【イラン騒乱】改革派の選挙無効訴え却下 「大統領選に不正無し」(産経新聞・09/6/23)
  
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