大岡裁きで大学受験

 
 大学受験を理由に保釈を求めていた都内の男性被告(20)に対し、最高裁第二小法廷が試験前日に保釈許可する決定を出した。男性は受験できたが、不合格だったという。
 
 男性は今年1月、大麻取締法違反で逮捕され起訴された。弁護側は保釈を求めたが、地裁では請求は退けられていた。このため、弁護側は最高裁に特別抗告していた。
 
 決定理由の中で最高裁は「前科がない。家族と同居している。大学受験を目指して受験勉強中である。地裁決定を取り消さなければ著しく正義に反する」と述べた。
 
 この、「正義に反する」というくだりが少し気になる。男性被告は法の正義に反することをしてしまったのである。しかし、上記理由を勘案して、最高裁は男性被告を受験させることにしたのだ。
 
 男性被告は「興味本位で大麻に手を出した。不合格になったが、これで悔いは残らない。もう1年頑張ります」と話しているという。
 
 男性被告が受験したのは美術大学だという。彼が培ってきた感性を極めたくて大学で学ぼうとしたに違いない。この最高裁の「大岡裁き」をしっかり受け止めてほしいと思う。大麻などのドラッグに手を出せば、彼の培ってきた感性も、将来の可能性も台無しになってしまうからだ。
 
 罪には法律を犯す罪と道徳的な罪と2つある。言うまでもなく、大麻使用は前者、そして彼が犯した道徳的な罪は家族を悲しませたという罪である。
 
 
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