福田首相、辞任表明

 
 福田さんという人はひょうひょうとしてどうもつかみ所はない。であるが、前の阿倍さんのような辞任を自らするようなことはないと思っていた。ところが1日午後9時半、首相官邸で緊急の記者会見を行い辞任表明をした。「国民の生活を考え、今がその時と判断した」、「一週間くらい前に決断した」と述べた。
 
 さまざまな問題が次々と出てくる中で、福田さんが記者団からマイクを向けられるところは多少気の毒にも思える部分があった。例えば、後期高齢者医療制度は75歳からだが、福田さん自身も「後期」に近い。この制度を本当によい制度と確信していたのかは疑問だ。そんな福田さんをかわいそうに思うことがしばしばあったのだ。
 
 ここがいけない。首相は少々「憎たらしい」と思われるくらいの風格が必要だ。発言の中には他人事のようなものも多かった。
 
 官房長官時代は裏方への指示をこなしたことから「影の外務大臣」などと呼ばれたこともある。影は表に出ると影がなくなる。存在感ももはやこれまでであったのか。
 
 しかし、2人続けて辞任をするというのは尋常ではない。政治家というプロを持ってしても、この国の舵取りというのはそれほどに困難なものなのか。肝炎問題、年金問題、福祉、教育、経済、防衛、外交と問題は山積していたし、している。「政治的空白を作らないようにした」と福田さんは述べたが、好転しない国民生活は空白の期間を長きに渡って強いられている。
 
 
☆ 賢者はこの身の死することを悲しまずして、その国の衰うることを憂う。(蘇 老泉)
 
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