節目の年に伝えなくてはならない15年前【地下鉄サリン事件】

 95年3月20日午前8時、オウム真理教幹部らによって、都内の地下鉄に毒ガスのサリンがまかれた。未曾有のテロ事件は11人の死者を出し、約5千人が重軽傷を負った。この時の自衛隊や警視庁、東京消防庁などの救援体制は早かったが、何の罪もない人たちがオウムの犠牲となった。オウムは同年2月28日に起こした東京・目黒の公証役場事務長拉致・殺害事件の捜査を攪乱させるために本事件を起こした。
 
 警視庁は22日に教団施設を家宅捜査し、化学薬品などを押収。同年5月16日には、迷彩服に身を包んだ警視庁の捜査員が多数招集され、山梨県上九一色村(現在の甲府市、富士河口湖町)の教団施設に集結、教祖の麻原彰晃被告を殺人などの容疑で逮捕した。起訴された信者は東京だけで100人を超えた。
 
 オウムのテロを阻止すべく、全国の警察はあらゆる法令を適用して不穏な動きをする信者を封じ込めた。自転車泥棒などの微罪でも積極的に摘発、当時それを「別件逮捕」と非難する法曹家はほとんどいなかった。この事件をきっかけにサリン防止法が制定され、宗教法人法が改正されるなどした。
 
 豊かな国である日本において、なぜカルトにはまる若者がいるのか、そんなことを考えさせられるきっかけともなった事件。一連の事件で最近では、26人の殺人に関与した新実智光元幹部(45)の死刑が確定した。毎年3月20日になると東京メトロでは慰霊式が行われる。テロリストを許してはならない。そして何の落ち度もない被害者と悲しみを分かち合う瞬間を持っていたい。
 
 
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★ 元オウム真理教幹部、新実被告の死刑確定へ(産経新聞・10/1/19)
 
 

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