亜麻色の誓い
91年6月6日、長崎県の雲仙普賢岳が噴火、火砕流はふもとの町を飲み込み、43人のかたが犠牲となった。島原市では98年より6月3日を「雲仙普賢岳祈りの日」として追悼のサイレンを鳴らすなど、追悼の日と制定している。慰霊碑には献花台が置かれ、関係者が次々と献花し、手を合わせていた。
あれからもう19年もの年月が経ってしまったのかと思う。人間の歴史は忘却の歴史でもある、悲惨な事件や事故は繰り返される。紛争や戦争もやむことを知らない。我々は過去を学ぼうとはせずに、悲惨な体験をしないと行動のできない小さな存在なのかもしれない。
去りゆく命もあれば、迎えられる命もある。人間というのは生まれてからはひたすら、新しい命を迎える環境を作るために生きていくだけである。
6月3日の誕生花の1つが「亜麻」である。亜麻色というのは栗色のような、肌色のような色である。多くの肌と接することで命に磨きをかけていきたい。特に一番光り輝く存在でなくてもいい。自分の肌の色を一生かけて磨き上げること。それが人生である。その肌は色を問わず、汗をかき、涙を感じ、暑さ寒さを感じ、人を感じるのである。
亜麻の花言葉は「あなたの親切に感謝します」。
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★ 雲仙・普賢岳:大火砕流19年、慰霊の祈り 長崎・島原(毎日新聞・10/6/3)
★ 花言葉:アマ,あま(亜麻)
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