「しんちゃん」作者の臼井さんと確認 群馬・荒船山で発見の遺体

 9月11日の朝に「荒船山に行く」と登山に出かけたまま行方不明になっている、アニメ「クレヨンしんちゃん」の作者、臼井儀人さん(51)が荒船山の艫岩(ともいわ)と呼ばれている岩壁の約100メートル下で遺体で発見された。遺体は骨折などで損傷が激しく服もボロボロであるという。
 
 19日に男性登山者(58)から「人が倒れている」と通報があり、群馬県警下仁田署員らが捜索していたが、崖が険しく収容作業が難航したため、20日午前から活動を再開。収容した遺体が臼井さんであることが確認した。家族や出版元の双葉社の社員も遺体を確認した。リュックの中に携帯電話や財布、衣類が入っているのが見つかったが、遺書はなく、滑落して死亡したものとみられる。
 
 臼井さんは山歩きが趣味で、これまでも登山にたびたび出かけており、11日は春日部の自宅を電車で出発。グレーのTシャツにジーパン姿、リュックサックを背負っていたという。
 
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 臼井さんの地元・春日部では突然の悲報に衝撃が走った。近所の主婦は「人気漫画家なのに鼻にかけることなく気さくに話しかけてくれた」、「春日部が舞台ですから非常に残念」と語る。市内の焼き鳥店主は「ネギマを注文しては、『おいしい、おいしい』と言ってくれたり、サインをくれたりした」「最後に来たとき、『そのうち、この店のことを漫画に書くよ』といってくれた。春日部といったらしんちゃんなのに残念だ」と語った。
 
 1990年から「クレヨンしんちゃん」を発行する双葉社は「これまで警察の捜索にいちるの望みをつないでいたが、こういう最悪の結果になり大変ショックを受けています。今はただご冥福を祈るばかりです」と述べた。11月5日分までの原稿が出来ており、予定通りに連載するとしている。アニメを放送しているテレビ朝日は「これまでの偉大な功績に感謝し、お悔やみ申し上げます。今後の放送は関係者と協議して決めたい」としている。
 
 臼井儀人さん=本名・義人=さんは、1958年(昭和33年)4月21日に静岡県で生まれた。デザイン専門学校を経て79年に広告関係の会社に入社。87年「だらくやストア物語」で「双葉社 週間Weekly漫画アクション新人賞」の佳作に入賞、漫画家の道に進んだ。「夢を売る仕事なので」と、マスコミに顔を出さないことで知られていた。臼井さんの家族は「心の整理がついていないので、しばらくそっとして欲しい」と述べた。
 
 
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