2歳女児、電車の下にふせて間一髪セーフ 長野・須坂
職場の近くの歩道で、3歳くらいの子供を抱えた中年男性が怒った表情でいた。男性のもとに恐る恐る近寄ってきたのは子供の母親。
「この子、おたくの子か?」
「はい」
「ダメじゃないか!もう少しでお子さんをはねるところだったぞ。ちゃんと子供をみてなさいよ!」
と、怒り心頭だった。男性が運転していたところに子供が飛び出してしまったようだ。子供の母親は平身低頭であった。子供はキョトンとしていたが、とにかく無事でよかった。
21日午前8時45分ごろ、長野県須坂市小山の長野電鉄屋代線井上〜須坂駅間の踏切内に、小さな女児が立っているのを普通電車の運転士が発見して急ブレーキをかけた。電車はうつぶせになった女児の上を1.3メートルほど通り過ぎて止まった。女児は泣きながらはい出てきたが、額に擦り傷を負っただけで無事だった。
長野県警須坂署によると、女児は2歳7ヶ月で、現場近くの祖父母宅に母親と遊びに来ていた。母親が目を離した隙に、現場の踏切に入り込んでしまった。女児は「電車が来たので倒れた」と話しているという。電車が現場に30分ほど停車したが、乗客約20人にもけがはなかった。
現場の踏切の幅は1.8メートル。遮断機や警報機はなく、地元の人が歩いて通行していた。同署では「もう少しブレーキが遅れているれば大事故につながっていた。奇跡的だ」と話している。
これくらいの子供だと悪気がないのは当然であり、親御さんが守ってあげないといけない。今回は女の子の機転で偶然助かったからよかったが、日常生活のどこに危険が隠れているか分からない。大人の死角が子供の視野に入っていることを忘れてはならない。
そういえば、スーパーの前で自転車の荷台に座っている小さな子供をみたことがある。すぐに母親が現れたが、乗っている子供が自転車を揺らしたら大変だと、肝を冷やしたものである。
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