警視庁に出頭の男を銃刀法違反容疑で逮捕

 日曜日の早朝に「あなたと日テレ」という番組がやっている。視聴者からの意見や苦情を取り上げ、その番組担当者のコメントを紹介するというものだ。「巨人戦では解説者が巨人よりの解説をしている」と視聴者からクレームがあれば、番組担当者から「スポーツは公平さが大事。解説者によってはそういう部分も確かにあり、今後の反省材料にしたい」などというコメントが紹介された。
 
 23日早朝に放送された意見の最後は、報道番組「ZERO」で放送された年間数十万匹のペットが処分されるという内容だった。「ペットを平気で捨てる飼い主の呆れた言い訳が許せない。こういう番組を何度も放送して、警鐘を鳴らして欲しい」という視聴者からの意見だった。
 
 かつて本ブログでも、ペットが年間数十万匹処分されていることを書いた。テレビカメラが「動物愛護センター」に入り、泣き叫ぶペットを接写する。犬たちは悲痛な叫びで見ていて辛くなったことを覚えている。巡回して”不要”になった犬猫を引き取る業者。そこに持ち込まれるペットの飼い主は「かわいそうだけど、引っ越すからね」と平然としていた。
 
 そして22日午後、警視庁前で警備中の警察官に「元次官を殺したのは俺だ」と出頭した男が現れた。乗っていた車の中からサバイバルナイフなど数本が出てきたことから、銃刀法違反の容疑で逮捕された。男はさいたま市北区の無職の男(46)で、逮捕された際に「過去にペットを保健所に殺されたことに腹が立った」と言っていた。
 
 さらに出頭前、TBSのホームページに本人と見られる書き込みがあり、「今回の決起は年金テロではない!今回の決起は34年前、保健所に家族を殺された仇討ちである!」「元厚生次官宅襲撃事件」と題した書き込みは、「やつらは今も毎年、何の罪のない50万頭ものペットを殺し続けている。無駄な殺生はするな」などとかかれていた。男の父親は、「息子に相談せずに保健所に処分してもらったことを根に持っていたかもしれない」と語っているという。
 
 この男は本当に元次官殺害に関与しているのだろうか。34年も前にペットが保健所に処分されたことと、元政務次官の家族が殺されなければならないことは全く関係がない。この男が事件の容疑者だとすれば、全く犯行の意図するところが分からない犯罪である。
 
 男の乗り付けた車の中からは、血のようなものがついたナイフが数本みつかり、段ボールのようなものや、事件のときに現場に残っていた足跡と同じメーカーのスニーカーも血のついた状態で見つかっている。今後はこれらのものが被害者とのDNAと一致するかが焦点となる。また、埼玉県警本部や捜査本部のある浦和署、警視庁野方署ではなく、警視庁に出頭したのは何故だろうか。2つの事件現場付近で目撃された黒い車というのはどうなったのか。
 
 埼玉県警刑事部長は「粛々と証拠を積み上げて捜査を続行する」と述べており、また警視庁も、厚生労働省幹部等の警備は続けるという。いずれにせよ、犯行動機がはっきりしない2つの事件は気味の悪い状態が続く。
 
 
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