シー・シェパードの調査捕鯨妨害
日本の調査捕鯨は国際捕鯨取締条約により、科学調査のための鯨を捕獲する権利に基づき行われている。捕獲を伴い、その得られた鯨肉は有効利用が条約で義務づけられている。一般販売や給食などのに使われ、その収入は調査捕鯨の費用に使われている。
こうして現実的に我々日本人が口にできる鯨の肉。国際捕鯨委員会や国際社会の監視の下に、行われている正当な行為である。ゆえに乱獲にならないように細心の注意を払って行われているのは当然だ。この捕鯨に反対する環境団体シー・シェパードやグリンピースなどの妨害活動が活発している。
日本の調査捕鯨船にシー・シェパードの船から薬品入りのビンなどが投げ込まれた。海上保安庁の保安官らがケガをする事態になった。これに対し海保は威力業務妨害などの容疑で捜査を開始した。立件に向けて動くこととなる。
日本は島国でもあり海洋産物に食文化を依存している。クジラもその対象となってきたが、国際社会の批判は厳しい。ただ、絶滅危惧種に指定されているのは他にもあるのに、なぜクジラだけ特別視するのか分からない。クジラが観光産業となっている部分の思惑も絡んでいるのだろう。
いずれにせよ正しい主張があるのであれば、冷静にテーブルに着くべきである。船に向かって異物を投げるという実力行使はただのテロ行為にすぎない。環境保護団体が過激になってはその目的が揺らぐことにはならないか。
☆ 子供には魚を与えるより、魚の釣り方を教えろ。(西洋のことわざ)
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★ 今度は在英日本大使館に侵入 シー・シェパードの活動家(産経新聞・08/3/6)