おやじギャグには”真摯な対応”を 法相の失言
うちの父はかつて酒の席で「おやじギャグ」というところを「オヤジギャル」と言ったことがある。そういえば「オヤジギャル」という言葉も流行ったが、それにしても年配の殿方が生産する親父ギャグはどうしてああもつまらないのだろう。あまりにくだらなすぎて笑うこともあるが、大抵はどん引きである。
かつてのバイト先の店長は、兄妹で長男であることを言った後に、「長男ですよ(そうなんです)なんちって」といって、周りの人間を一瞬にして脳死状態にしたことがある。別のところで、シフトを無断で休むことを当時「ぶっちぎる」と言っていたが、それを「ぶっとばす」と言い放った人もいた。
すべてはコミュニケーションのために行われるおやじギャグだが、つまらなくてもそうした努力は伝わるものであり、「しょうがないなぁ」と周りはそれとなく同調するものである。
しかし、言って良いことと悪いことを知らなければならない人がいる。
法務大臣は、広島での会合で、国会答弁について「個別の事案についてはお答えを差し控えます」、「法と証拠に基づいて適切に処理している」の2つだけ覚えておけばよい、便利な文句だ、などと発言した。
当然のことながら野党は猛反発。小泉進次郎衆議院議員は、「2つの文句しか言わないのならロボットに法相を任せておけばよい」と皮肉り、自民党の河合克行氏は「国会軽視も甚だしいし、歴代の法相に対する冒涜だ」と強く非難した。
法相は会合で場を和ませようとしたのであろうが、ジョークがうまくない人が言うと、おやじギャグでは済まずに悲惨を極める。
こういう資質の人に対して、死刑執行命令書に署名をするという重責を任せていいものなのだろうか。問題視されている映像流出の海上保安官の刑事責任を問うよりも、捜査を監督する長である法相のこの発言のほうが大いに問題である。
法相は謝罪をした。しかし謝って済んでしまうから、議員は要らないのだ。時の仕分け人には事業だけのみならず、人材についても仕分けをして欲しい気がする。
☆ 人気ブログランキング(国内ニュース)に参加しています。クリックのご協力をお願いいたします。
早く自ら辞任せよ、ですな。しっかし。。。話違うが。
前法務大臣(現無)鳩山さんの弟と顔が、くりそつ、ですな。
高田純次さんの本を、差し上げたい(←??)