「警察24時」を見て恐ろしくなった

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 いわゆる、「警察24時」を観た。久しぶりにこの手の映像を見て怖くなった。
 
 道路の真ん中に停車している不審な乗用車に声をかけるのは、愛知県警自動車警ら隊の隊員。運転席のドアを開けると、シンナーの臭いが漂った。50代の男は若いころシンナーを経験し、その後はやめていたが、仕事でシンナーを扱うようになり、「懐かしくなって」やってしまった。妻子のいる男は隊員に「もうこれでやめてください」と諭され、劇薬物取締法違反で検挙された。
 
 千葉県警自動車警ら隊員がパトロールしていると、応援要請の無線が入る。現場であるコンビニの駐車場に駆けつけると、そこには暴力団員風の男数人と先着していた警察官がにらみ合っていた。職務質問で自動車内の検索をしたい警察官だったが、組員風の男はそれに応じないのである。
 
 職務質問というのは任意であるので、応じたくなければ拒否できる。しかし一般には、警察官が職質をして協力しなければ不審に思われる。普通の人なら免許証くらい出すであろうし、照会作業もすぐ終わることであり、協力すべきである。
 
 相手が応じないと、警察官と対象者との持久戦となる。見られては困る物があるから拒否するのであって、彼らはとても怪しい。警察官がそこから退避することはない。
 
 こういう場面を見ていると、職質を任意じゃなくて強制にすればよいと考えたくもなるが、それは間違いである。強制的になれば、やたらと市民が調べられることになり、権力が暴走する可能性もある。だから任意の職質には協力したいものだ。
 
 コンビニの駐車場では、男が仲間を呼んだらしく、男たちが次々と現れた。警察官も応援要員が駆けつけて、コンビニの駐車場はパトカーと男たちの車で埋め尽くされてしまった。 
 
 男らは「令状を持ってこい。それが順番だろ」「さっき、免許証みせただろう」と怒鳴り散らす。深夜のコンビニ駐車場は不穏な空気が漂っていた。このやりとりの最中、男の1人が警察官を殴り、公務執行妨害の現行犯で逮捕された。怒り心頭の警察官の怒号が深夜の街に響き渡る。「手出してんじゃねえよ」「強制(逮捕)なんだよ、おとなしくしろ」。結局、捜索差し押さえ令状を持ってきた警察が男らを車から降ろして捜索、覚醒剤を発見することとなったのだ。
 
 冒頭で「恐ろしくなった」と書いたのは、脱法ハーブ乱用者の映像のことだ。
 
 道路の追い越し車線に停車している車の前後を、愛知県警自ら隊のパトカーが挟む形で停車していた。警察官は車の運転席ドアを開け、優しい口調で運転席に座る40代男性に話しかける。
 
 男性は車の天井を「うつろな目で」見上げたまま、体を動かすことなく口をパクパクさせている。何を言っているのか分からない。要請で救急隊員が駆けつけて話しかけるが、男性と意思疎通ができない。
 
 車内からは脱法ハーブが発見され、男性の服にも一部こぼれていた。大人がこんな一見廃人になるようなものが違法にならないとは何とも恐ろしかった。
 
 福岡で脱法ハーブ乱用者が事故を起こしたときの映像があった。追い越し車線に無理矢理割り込み、センターラインを超えて対向車と接触、歩道に乗り上げて大破した。我々の身近にもこんな恐ろしい運転手がいる可能性があるのである。
 
 厚生労働省も脱法ハーブを取り締まるべく、違法薬物に指定する作業をしているが、闇の世界では巧みに成分を変えて法に対抗するいたちごっこが続いているのだ。
 
 体を壊すことが明白な危険な薬物。何としても取り締まりをして欲しいところだが、我々もこうした事案を許さないという意識を持ち続けることが大切である。
 
 
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