CD売り上げ週間66万枚で1位。店舗の受け取りダメ?
アイドルグループ・嵐のアルバムCD売り上げが1週間で66万枚に達し、オリコンチャートで1位を獲得した。驚きなのは66万枚という数字であり、さらに驚くのは2位が「名探偵コナンテーマ曲集5〜」であるのだが売り上げ枚数が1.1万枚ということである。
少ないのである。
100万枚突破のミリオンセラーで1位とくれば凄いという感覚がある。しかし嵐には悪いが、彼らをもってしても66万枚で1位。そして繰り返しになるが、2位が1.1万枚、11万枚ではなくて11,000枚なのである。世の中のCD店が苦戦しているのもよく分かる数字である。これではCD店は街から完全に姿を消しそうな勢いである。
ネット販売が当たり前になり、CD店や書店などの売り上げも落ち込んでいる。ネット販売大手のアマゾンでは、CDや書籍等の受け取りを自宅以外の配達場所として、最寄りのコンビニ・ファミリーマートを指定することができる。受け取れる場所にCD店や書店を選択肢に加えることはできないだろうか。
ネットと店舗が競合するだけではなく、共存しても良い。利用者にとっては選択肢が増えるうえ、ついでに買い物もできるこれとないコラボレーションとなる。そしてなんと言ってもわざわざ店舗に足を運ぶのも楽しい。さらに、多くのクリエイターを救済することにもなりうる。店舗側も在庫のない部分をネット業者を通じて補完できると思うが、実現するのは不可能ではないはず。
CD店や書店で買い物をして、品物の入った袋を風になびかせながら持ち帰るというのは特別に楽しい。好奇心をくすぐる商品が街から少なくなるのも寂しいし、レコードが主流だった時代に風になびいて運びづらかったような思い出、そういうのをもう一度。
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