言葉のリサイクル

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痛い!

KY少年、漢字間違えて違反発覚

 「祐」という漢字を使う友達がいる。その人に「電話などで、その漢字の説明をするときはどうするの?」と聞いたところ、「カタカナの『ネ』に『右』だ」と言った。「『しめすへん』に『右』ではないの?」と聞くと、「最近は『しめすへん』と言っても分からない人が多い」とのことだった。
 
 松山市内で信号無視をして摘発された飲食店店員の少年(18)が、無免許運転を免許証不携帯と偽ったうえ、反則切符に兄(19)の名前で署名をした。ところが松山東署員があとで調べたところ、署名された兄の名前に使われている漢字の「裕」の「ころもへん」が「しめすへん」になっていたところから自宅に連絡、少年が犯行を認めたため、有印私文書偽造などの疑いで逮捕した。
 
 「しめすへん」に「てん」が付いていなかったことだが、漢字を知らないことよりもむしろ、兄弟の名前を漢字で正確に書けないことが情けない。兄弟であれば、間違えそうな名前は余計に注意して書きそうなものである。
 「てん」の要不要というのは、名前を書くときに話題になることだ。私も「恵」の右上に「てん」を付けていたこともあり、その名の友人に「てんは要らないよ」と何度も注意された。「荒」にも要らぬ所に「てん」を付けてしまい友人に叱られた。
 
 注意をしてくれるのが友人ならありがたいことだが、これが知らない人だと恥ずかしいことである。逮捕された少年も日常的に使う漢字くらいは勉強した方がよいだろう。大人になってから”みぞゆう*”の失態を”ふしゅう*”することがあってはならないのだ。
 
 大学のある授業の初日、名簿ができていなかったことから、出席簿代わりに先生が一人一人に名前を聞いたことがあった。男子学生が自分の名前を説明するのに、「小室哲哉の『や』です」と説明したが、先生は首をかしげる。「あぁ、木村拓哉の『や』です」と言っても分からない様子の先生。「志賀直哉の『哉』です」というと、「あっ、それなら分かる」と言って笑いながら名前を書き込んでいた。身近な人たちが、私の名前を漢字で書けますように・・・・。
 
 
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