警官が土佐犬に発砲、射殺 愛知・稲沢(2009.1.11)

 10日午後8時50分ごろ、愛知県稲沢市内で「飼い犬が大型犬にかみ殺された」と通報があった。県警稲沢署員2人が増田東町の現場に行くと大型犬を発見。大型犬は近くで飼い犬を連れていた男性や、ミニパトに乗っていた警察官を襲った。このため、同署巡査(25)が拳銃を至近距離から2発発砲して射殺した。3人にけがはなかった。拳銃使用について、同署副署長は「目の前で人が襲われ危険な状態で、拳銃の使用は適正と考えている」とコメントした。
 
 その後の調べで、この大型犬の飼い主は県内の男性(58)で、犬種は土佐犬と判明。同署の調べに対して「自宅の囲いから逃げた」と説明。11日にいなくなっていることに気付き、近くの交番に届けたという。鉄筋やワイヤーで作った囲いの低い部分から逃げたと見られており、同署は愛知県動物愛護条例(係留義務)違反の疑いもあるとみて、男性から事情を聞いている。
 
 かつて闘犬として高知県では土佐犬、秋田県では秋田犬が競技として使われていた。高知県では現在でも行われているが、東京、神奈川、富山、石川の4都県ではこうした犬を闘わせる行為が禁じられている。賭け事の対象として、アメリカでは闘犬を死ぬまで戦わせた歴史がある。現在では動物虐待の観点から違法行為となっている。
 
 ペットショップで働いていた知人曰く、一番危険な犬は「アメリカン・ピット・ブル・テリア」だという。その子犬を預かっていた時期があったが、子犬であるにもかかわらず人が近づくと、「ウーッ」とうなって威嚇してきたという。日本では土佐犬が有名であるが、土佐犬が人を襲うニュースがたびたび報じられている。かなり大きく、その性質から力も強い。飼育して管理するには十分に注意を払う必要がある。管理を怠れば、場合によって前述の動物愛護法により検挙されることもあり得る。
 
 犬は猫と違い、交配させることが容易なために品種改良がたびたび行われてきた。闘犬とされている大型犬も、ペットとして飼われている小型犬もそうである。狩猟犬として使われてきている歴史もあり、人と常に歩んできている犬という動物。そんな中で警察官が犬を射殺するという事案は聞いたことがない。今回の件では2頭の犬が死に至った。自然にいるクマやイノシシが人的被害を及ぼしたのちに猟友会員に射殺されるニュースはある。今回の件では、管理が適切に行われていれば、死なずに済んだ命であった。
 
 
☆ 重要な事は、必ずしも闘う犬の大きさではなく、犬の闘争心の大きさである。(Dwight D.Eisenhower)
 
 
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警官が土佐犬に発砲、射殺 愛知・稲沢(2009.1.11)」への4件のフィードバック

  • 2009-01-11 @ 4:31 PM
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    ■土佐犬が暴れ、警官が射殺 通行人ら襲い、愛知・稲沢-大型犬の管理は飼い主の責任で!!
    こんにちは。全く残念な事件が起こってしまったものです。私のところでは、二頭もジャーマンシェパードを飼っているので、人事とは思えないです。しかし、こうした事件の責任は、犬にあるのではなくあくまで、飼い主にあるのだと思います。私のブログではこのような事件の再来を招かないために、犬との付き合い方など掲載してみました。詳細は、是非私のブログをご覧になってください。

    返信
  • 2009-01-22 @ 7:17 PM
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    >yutakarisonさん
    初めまして。
    犬が人を襲うという事件が絶えませんが、管理義務があることを気をつけなくてはならないですね。
    うちのは小型犬ですが、それでも小さい子に向かっていくので、散歩中は気をつけています。
    一部の不心得な管理者のために、犬猫が敵視されるような世の中にならないためにも、注意が必要ですね。

    返信
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