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アルツハイマー予防の可能性 カレーの成分

 
 アルツハイマー症の患者を介護するには多大な労力が不可欠だ。粗暴行為、徘徊、幻覚などの症状が現れる患者を四六時中見ていなければいけない。
 
 介護施設を利用することもできるが、費用負担が問題になっている世帯も少なくない。同症を治すことは困難で、進行を遅らせることに重点が置かれている。
 
 そんな中、米国研究者が、カレーに含まれる成分のうちターメリックに含まれる化合物が同症に対抗する動きを見せたということを発見した。
 
 日本人の国民食の1つがカレーである。これならば手軽に摂取できる。亡くなった祖母の最後もこの病気であったので、もし救うことができたのならば、唯一の男孫の私を再認識してくれたかも知れない。
 
 このニュースを見たときに不思議に思った。というのも、10年以上も前に新聞報道で「カレーはボケ防止に役立つ」ということを知ったからだ。
 
 予防のみならず、現在アルツハイマー症である患者を救えるという点が、今回の報道のスパイスの効いているところだ。患者さんたちが、美味しいカレーをもう一度楽しめますように。
 
 
☆ 希望は、それをもとめる気の毒な人を決して見捨てはしない。(ジョン・フレッチャ―)
 

 [ワシントン 16日 ロイター] 米研究者が16日、カレーに含まる成分が、脳の働きを阻害しアルツハイマー病を特徴付けるタンパク質を吸収する免疫細胞を、活性化する可能性があると発表した。カリフォルニア大学ロサンゼルス校のミラン・フィアラ博士の研究チームが全米科学アカデミー会報で発表した。
 
 これによると、インドカレーに独特の色を出す黄色い香辛料のターメリックに含まれている化合物が、アルツハイマー病の症状に対抗する特異な反応を誘発するとみられている。
 
 同チームではこれを応用し、その化合物を患者に注入することでアルツハイマーという致命的で不治の脳の病を治療できる可能性を指摘している。
また別の研究では、ターメリックに含まれる抗酸化物質のクルクミンが腫瘍(しゅよう)の形成を妨げることが、実験室レベルとネズミを使った実験で示されている。(ロイター・07/7/17)

 
 
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★ カレーの成分、アルツハイマー病に効く可能性=米研究(ロイター・07/7/17)
 
 

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