阪神・淡路大震災から13年 追悼の行事が全国で
「神戸で震度6だって」。夜勤明け、交代する同僚から言われた一言に驚いた。家に帰ってテレビをつけてみると信じられない光景が広がっていた。13年前の今日の早朝、神戸沖を震源とする大地震が発生。平屋の多い長田区は火災が起き、高速道路は無惨にも歪んだ。繁華街である三宮周辺のビルは倒れ、地下は潰れた。
数年前に訪れた神戸の街はきれいに再生していた。道路も建物も新しく、その新しさがかえって傷跡の深さを感じさせたのだ。神戸港付近にあるモザイクと呼ばれる観光スポットは多くの若者が夜景や海を楽しんでいた。神戸は生まれ変わったのかもしれない。
6437人が亡くなった阪神大震災から13年が経つ。兵庫県内各地では追悼行事が行われ、祈りが捧げられた。二度と起きて欲しくない災害であるが、地震(噴火)で形成されたこの国で地震は切っても切り離せない。いざというときにどういう初動体制が取れるかというのは、自治体や消防のみならず、我々も考えておかなくてはならないことである。
出勤時であれば混乱する、家に帰られなくなる、食べ物が無くなる、水が出なくなる、電気がつかなくなる、電話は通じなくなり人はパニックに陥る、最愛の人の安否が気になる。1.17は1年にあるうちで、一番最初の防災の日である。
☆ テロでは、5000人が死んだわけだけど、それを数だけで語ることは怖いこと。その一人一人に家族があるわけで、5000回のドラマがあるということを考えなきゃいけないんだ 。(ビートたけし)
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★ 阪神大震災から13年 夜も絶えぬ追悼の姿(朝日新聞・08/1/17)
★ 阪神大震災13年:「心重なる場に」 聖堂再建で交流促進、初めて迎えた追悼の日(毎日新聞・08/1/17)
★ 震災13年を前に兵庫県知事がコメント(産経新聞・08/1/17)