寂しい「3年B組金八先生」最終回 3月のスペシャルで32年の歴史に幕

 1979年10月に放送開始となったTBS系ドラマ「3年B組金八先生」が3月のスペシャル版(3月27日19時)をもって終了する。武田鉄矢(61)演じる坂本金八が定年を迎えるという設定だ。
 
 32年間を振り返って武田は「この作品は、ぼく自身の体つき、顔つきを作ってくれた番組だと思います。違う番組で育っていたら今の自分はいませんでした。強気にもさせてくれたし、弱気にもさせてくれた、そんな番組でした」と語る。これまでに約240人の卒業生を送り出してきた。
 
 脚本家の小山内美江子さんの原作で、これまで8シリーズと12のスペシャルが放送された。番組では中学校におけるさまざまな社会問題を取り入れてきた。中学生の妊娠、校内暴力、いじめ、性同一性障害、薬物、ひきこもりなど多岐にわたる。小山内さんのいう、「鉄矢さんのコンサートは半分がおしゃべり」だというのをドラマにも流用したのが”お説教”のシーンだ。
 
 金八の話す”お説教”の中には長いもので30分を超える。「覚えるのは大変だったですよ」という武田は、「家族サービスで行った遊園地でこっそり台本を開いたこともある」という。
 
 本ブログではかつて、エントリ最後に名言格言の類を載せていた。これは集めた金言をここでどさくさに紛れて披露しようと思ったのだが、集めようとしたきっかけが金八先生のセリフの1つであった。それはシリーズ4の最終回に金八が言ったセリフで、「あのね、立派な人にならなくてもいいの。どうか、感じのいい人になって下さい」である。こういういい言葉、いっぱい集めようと思ったのだ。
 
 最終回で生徒ひとりひとりに言うメッセージの半分は、その生徒を演じている本人に向けて言っている”素”の部分なのだという。今度は生徒が卒業するのではなく金八先生が卒業する。生徒たちに、また、全国の金八ファンにどんな言葉を贈ってくれるのだろう。
 
 
 
 
 「そいつの寝顔見てて思ったんだ。こいつには、バカなことやめろって言ってくれる友達いなかったんじゃなかったかと思ってさ。もしいたら、そいつ高校やめなかったと思うんだよ」(パート1、金八・荒川の土手で生徒たちに)
 
 「お前についてた死神、追い払ってやった。痛かったか?」(パート2、坂本金八・自殺しようとした女子生徒にビンタをした直後に)
 
 「そんなに教師になるのが嫌ならさっさとやめちまえ!自信がない?当たり前だそんなこと!自信満々の新米教師なんて気持ち悪くて付き合ってられるか!あんたの辞表待っとるぜ、この青二才!」(パート3、金八・教師を辞めると愚痴っていた新人教師に対して)
 
 「子供に死なれたお父さんお母さんの嘆きの声というのはみんな同じことを言いますよ。「この子が生き還るんだったら私は命はいりませんから」って。君たちは生き物のルールや順番を決して間違えないように」(パート4、金八・いじめのロールプレイングをやったあとの教室で)
 
 「嫌なら嫌だとなぜ言わないんだ君たちは!殴られて『ありがとうございました』?そんなバカな返事がどこにあるか!」(スペシャル5、金八・竹刀で叩かれて何も言わない生徒達に向かって)
 
 「悪いことをして謝れない人間なんて、最低だぞ」(パート5、金八・人の命を軽視する生徒達に向かって)
 
 「あなたは寂しくなかったのですか。友達と分かれるとき」(パート6、金八・坂本龍馬の写真に向かって)
 
 「あなたがたは今16歳、死ぬなんて言葉を使うな!」(スペシャル7、金八・「死にたいと思った」という生徒がいたことにちなんで)
 
 「思えば25年間、私のそばにはいつもあなたがいました。だから分かるんです。あなたは今、教師を辞めようと思っているでしょう」(パート7、乾先生・おでんの屋台で)
 
 「坂本先生ね、この制度は画期的な制度じゃないですか!うまくいったならば、桜中学から全国に広がっていくんですよ。それには坂本先生、あんた必要だよ、あんたいなくちゃだめだよ、あんたやめちゃだめだよ!お願いです、辞表を撤回しなさい。それにね、あんたいなくなったら、さみしいよ」(パート7、北先生・金八が辞表を出したことを聞いて)
 
 
 
★ 金八先生定年で3年B組大同総会 32年教師生活に幕(スポーツ報知・11/1/21)
★ 「金八」鉄矢定年退職、TBS系3月SP(産経新聞・11/1/21)
★ 3年B組金八先生ファイナル(仮)(TBSテレビ)
 
 

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