25年前に行方不明の上智大の男子学生か 鍾乳洞の地底湖で発見 東京・奥多摩
1986年に起こった主な出来事を調べた。
・ 東京・中野区で中学2年の男子生徒がいじめを苦に自殺。「このままじゃ生き地獄になっちゃうよ」と遺書を残した。クラスでは同級生と担任が「葬式ごっこ」といういじめをした。
・ トヨタ自動車が「スープラ」発売。
・ 泉重千代さんが120歳で死去。当時は男性で最高齢を記録しギネス認定。
・ サントリーが「モルツ」を発売。
・ 青函トンネルが本州と北海道を結ぶ。
・ 男女雇用機会均等法施行
・ アイドルの岡田有希子が飛び降り自殺。後追い自殺も続き社会問題に。
・ チェルノブイリ原発事故発生
・ エニックスがファミコンソフト「ドラゴンクエスト」発売。
・ 富士フイルムが使い切りカメラ「写ルンです」発売。
・ 第三次中曽根内閣が発足。
・ 伊豆・大島の三原山が噴火、全島民が避難。
・ たけし軍団による「フライデー」襲撃事件。(ビートたけし以下12人が逮捕)
などとなっている。四半世紀が過ぎるのはあっという間である。上記の出来事も記憶に残っているものだ。とはいえ、調べていて「この出来事はこの頃だったか」と改めて思い出しているのが本音である。しかし、どんなに長い年月が過ぎても決して忘れない人たちがいる。最愛の家族が行方不明になったら・・。
25年前の1986年(昭和61年)、東京都奥多摩町氷川の鍾乳洞で、探検中に行方不明になった上智大学4年、朴俊鉄さん(当時22)とみられる遺体が鍾乳洞内の地底湖で見つかった。発見場所や着衣などから朴さん本人の可能性が高い。現場は岩などがありすぐに引き揚げられない状態であり、警視庁では週内にも引き揚げを開始する。
警視庁青梅署によると、朴さんは当時上智大学のダイビングクラブ海洋生体研究会のメンバーで、同年10月26日の午後、研究会のメンバーと共に第2地底湖(水深約15メートル)に潜ったが、命綱が外れてから姿が見えなくなった。当時、警視庁や東京消防庁のレスキュー隊が捜索したが発見できなかった。
25年ものあいだ冷たい水の中で、発見されることを望んでいたはずの朴さん本人。そして早く帰ってきて欲しいと願っていた友人や家族。これでようやく区切りをつけられるかもしれません。朴さん、この25年にはいろいろなことがありました。ご家族のもとに帰られたら、25年前の話から始めて下さいね。そして朴さんの家族の時計が少しずつ今に近づくことをお祈りいたします。
遺体引き揚げられ、朴さんの可能性高まる(11/11/14追記)
警視庁機動隊の水難救助隊が鍾乳洞の洞窟(通称:聖穴)の地底湖から、朴さんとみられる遺体を13日に引き揚げた。着衣や発見場所から朴さんとみられるが確認をすすめる。事件性はないもよう。
★ 地底湖で発見の遺体引き揚げ 25年前不明の上智大生か(朝日新聞・11/11/14)
★ 奥多摩地底湖から遺体:86年に不明の上智大生か(毎日新聞・11/11/14)
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