火事場の馬鹿力は潜在能力 中学生、火災現場から幼児救出 大津(2010.2.25)

 25日は全国的に気温が上がった。いつもアメリカンコーヒーを飲むが、今日はアイスコーヒーを注文し、ガムシロップだけを入れてアイスコーヒーの透明度を楽しんだ。コーヒーというともっぱらドトールへ行くことが多い。そんなドトールコーヒー創業者の記事を目にした。
 ドトールコーヒー名誉会長の鳥羽博道さんは、「『火事場の馬鹿力』というのは本当です。中学生のころ学校近くの民家で火事が発生しました。私たちはサッカーの練習を放り出して手伝いに走りましたが、家の前でご主人が大きなタンスを担いで出てくるのに出くわしました。私は『これだ!』と思いました。人間は危機に瀕すると、普段なら絶対にできないことができるのです」と語っている。危機意識を常に持っていたことで現在のドトールがあると述べている。過去の不況の中の営業もそれで乗り越えてきた。
 
 そうした「危険と隣り合わせ」の仕事に就いている人、またはそう認識して仕事に就いている人というのは失敗を回避できる潜在能力を持っているのである。一つの先見性ともいえる。しかし思いもよらない事態を目の当たりにしたら、人間はどんな行動をとるであろう。特に、「危険と隣り合わせ」の仕事をしていない人である。
 
 25日午後3時半ごろ、大津市国分の無職男性(72)方から出火、木造2階建ての家屋が全焼する火事があった。たまたま現場を通りかかった、市立北大路中3年生の4人が火災に気付いた。女子生徒2人が携帯電話で119番通報をするなどし、森健太朗君(14)と山本昂佑(こうすけ)君(15)が男性宅1階にいた孫の姉妹2人(8歳と5歳)を救出し、隣家で仮眠中だった女性(83)にも火事を知らせた。
 
 滋賀県警大津署によると出火当時、姉妹は留守番をしていた。同署などで出火原因を調べている。森君は「すぐに土足で入った。(姉妹)2人は火事に気付いていないようで、外に出たら泣いていた。無我夢中だった。無事でよかった」と話し、山本君は「気付いたら体が動いていた。人助けに協力できてよかった」と話した。森君は男性宅の飼い犬にかまれて軽傷。その犬も最後に助けた。
 
 この報道を読んで、ここで「勇気」という言葉を使うのはやめた。「がむしゃら」「わきめもふらず」「むがむちゅう」、そんな言葉のほうが北大路中の4人には合っているような気がする。若い人たちにはむしろそっちの言葉のほうがかっこいい。22日には京都市内でも高校生2人が火災から男児を救出した。バンクーバーのみならず、日本国内でもメダルラッシュではないだろうか。
 
 
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