消える公園遊具
高いところが苦手なので、ジャングルジムが怖かった。ゆりかごブランコは、女の子を乗せていかに速く動かすかが面白かった。ぐるぐる回る回転塔は速く回しすぎて気持ち悪くなった。
各地で相次ぐ公園内の遊具事故。危険なものと判断されて昔からある遊具が撤去されている。その代わりに「コンビネーション遊具」なるものが登場している。滑り台やはしごなどが1つになった、アスレチック感覚のものだ。素材もゴムなどを利用した安全なものになっている。
危険と認められてしまった遊具のどこが危険なのか。慣れ親しんだ世代としては分からないが、事故が起きている以上放置できないのであろう。
ブランコを思いっきりこいで、その加速を使って前に飛び降りるということを見たりやったりした経験のある方も多いと思う。きまって失敗し、ケガをするこどもがたくさんいた。
そうしたこどもに対して、「バカね、気をつけなさい」と親に注意され、またはそういうところを見て育った。今の親御さんは事故が起きると、こどもを注意せずに公園管理者を訴える傾向にあるようだ。これでは、公園が萎縮する。
勇気を出して登った、ジャングルジムから見た夕日が綺麗だったのを覚えている。
☆ 子供はだれでもファンタジーの分かる魔法使いになる時期があるんだ (オトフリート・プロイスラー)
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★ 変わる公園の遊具 楽しさと安全 消えゆく定番(産経新聞・07/4/6)
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