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”だまされたふり”で、振り込め詐欺の男を逮捕 神奈川県警

 ”犯人が演技でだますなら、こちらもだまして応酬”
 3日、神奈川県伊勢原市内の主婦(59)宅に「マルチ商法で失敗した。金が必要」と息子を名乗る電話があり、続いて金融会社社員を名乗る男から「借金返済のために460万円が必要」と電話があった。不審に思った主婦が以前から確認していた息子の携帯電話に電話をすると、”すべてウソ”と分かった。主婦はすぐに110番通報した。
 
 通報を受けた神奈川県警は主婦に、「だまされたふりをして現金受け渡し場所まで行ってください」と協力を依頼、主婦が男に指定された小田急線伊勢原駅前にいたところ、携帯電話に、「家電量販店前に来て欲しい」と連絡があった。主婦が近くの家電量販店前に到着すると、男が接触してきた。そこで警戒していた神奈川県警の捜査員が、男を詐欺未遂の現行犯で逮捕した。
 
 逮捕されたのは東京都世田谷区駒沢、無職の男(26)。男は「ネットカフェで知り合った男に金を取りに行くように頼まれただけだ」と容疑を否認している。
 
 神奈川県警では先月より、警察職員やOBの家族などにも協力を依頼し、「だまされたふり作戦」を実施。その作戦による検挙第1号として、先月22日には県警OBの男性(64)宅に電話をしてきた男をおびき出し、県警捜査二課が詐欺未遂の現行犯で、東京都練馬区田柄の無職の男(33)を逮捕している。
 
 今回の事件では現金の受け渡し場所に、現金受け渡し時の検挙ノウハウがある機動捜査隊の誘拐捜査班を投入、主婦の周りで通行人を装った捜査員17人が待ち構えていたという。
 
 長野県警も「だまされたふり作戦」を実施することを発表、職員の家族やOB、防犯ボランティアなどに協力を要請している。犯人側は電話の”対応マニュアル”を使っていることが多いが、県警もだまされ方の「心得書」を配ったという。警視庁は犯人アジト摘発のノウハウがある公安部も投入して警戒している。
 
 今月は振り込め詐欺撲滅月間ということもあり、全国の警察本部ではあらゆる手段を使って警戒に当たる。「詐欺」なんていうたった二文字の言葉で済んでしまうことが悔しい。私たちにできること、それはもう一度両親に電話をかけて、注意喚起することであろう。
 
 
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