いのちの電話、相談員減少

 子供のころ、TBS系列ラジオの「全国子供電話相談室」に電話したことがある。
 
 質問は、「どうしてチーターは足が速いんですか?」というもので、放送はされなかったが、数十分後に調査担当者から丁寧な電話を頂いた。答えは「厳しいアフリカの地で動物を捕まえて食べるのに、速い足が必要だったから」である。これだけのことだったが、聞いてもらえたこと、答えてもらえたことが嬉しかった。
 
 聞いてもらえるだけで、そのほとんどが解決に導かれる方がむしろ多い。自殺予防ホットラインとして1971年から存在している「いのちの電話」。この相談員が減少傾向にあるという。プロの相談員の高齢化により、家庭の事情でやめる人が多くなったことがある。寄付金なども少なくなり、運営が困難な場所も多い。
 
 相談員になるための研修にかかる約10万円は自己負担だ。そして相談員はボランティアである。政府は自殺対策基本法を施行したが、こうしたボランティア活動を円滑にする支援策も検討すべきだろう。
 
 こうした話を聞いてあげる人たちの存在はこの相談員だけに任せるだけではいけない。悩みを持っている人の多くは誰にも話せずに独り苦しんでいるのである。本来は近くにいる、上司、同僚、友人、知人、そして家族が苦しみに寄り添ってあげる必要があるのだ。
 
 だれでも悩んで落ち込むことがある。自力で立ち直ることの方が多いと思われるが、もしそれができない人に声をかけられるのは、無名のボランティアだけでは決してない。肩を落としている友人を見かけたら、声をかけてみてはいかがだろう。人を救うことのできるボランティアは周りにいっぱいいるはずである。
 
 
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★ 「いのちの電話」相談員6年で11%減、自殺予防に影響も(読売新聞・07/6/13)
 
 

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いのちの電話、相談員減少」への4件のフィードバック

  • 2007-06-21 @ 5:19 PM
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    昔、歯医者で口をあけてるとき(治療中)ラジオで子供電話相談室を流していて
    北海道の子供から「食べてすぐ寝ると牛になるってお母さんが言ってたんですけど、隣の牛はもともと誰だったんでしょうか?」という質問がありました。
    治療中でしたが、爆笑でした。
    「お隣のおジィちゃんかおバァちゃん最近姿が見えなければ、多分その人だと思います。」ってのが答えだった。

    返信
  • 2007-06-21 @ 9:44 PM
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    >kotton33さん
    ぶはは(笑)
    kotton33さんと同じ、口を開けていたときに聴いていたことあります。内容は忘れましたが、結構まともな内容でしたよ。
    凄い質問は子供ならではですね~。
    大人も真剣に答えて・・って、その答えも爆笑ですね。

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