「もったいない」は、いけないこと?

 高級料亭「船場吉兆」(昨年廃業)のとき、腑に落ちないことが1つあった。「食材の使い回し」がそれである。確かに使い回されたら気持ちが悪いと思うが、店側がきちんと見定めて出しているのであれば、そんなに大きな問題にすることかな、と思った。
 
 だって、もったいないじゃない。
 
 店のほうだってプロである。消費期限の切れたものをだしたりすれば食品衛生法で問題にはなるが、品質が劣化しているかどうかは従業員が見れば分かるはずで、箸を付けていないと推定できれば、廃棄処分するのはもったいないと思った。
 
 大手コンビニチェーンの「セブンイレブンジャパン」が、加盟店側に値引きをしないように圧力をかけていた疑いが強まり、公正取引委員会は独占禁止法違反(不公正な取引方法)容疑で同社本部(東京)への調査に乗り出した。
 
 加盟店側が消費期限が迫ってきている弁当や総菜を値引き(見切り販売)したところ、同社本部が「フランチャイズ契約を打ち切る」「大変なことになる」などと圧力をかけ、販売を制限した疑いがある。「個人商店」である加盟店側が自由に値引き設定をできるが、値引きを認めない本部に対する加盟店の苦情が多いことから、公正取引委員会は02年4月にフランチャイズ・ガイドラインを改定し、「見切り販売を正当な理由無く本部が制限し、売れ残りとして加盟店に廃棄を余儀なくさせること」を「優越的地位の乱用」にあたる事例に追記し、業界団体などに改善を促していた。
 
 セブンイレブン・ジャパン側では「値引き販売は新鮮な食材を扱っているというイメージを壊す」「消費期限の新しいものと古いものが混在している状況は良くない」などとしている。しかし消費者側の反応は決してそうではない。私も値引きしてある商品をむしろ積極的に買う。それは安いからというだけではなく、このまま買われなかったらこの商品は廃棄になってもったいないと思うからだ。牛乳なども商品の奥に手を伸ばさずに、手前から買う。
 
 ゴミになるくらいなら、買ってもらったほうがよっぽどエコだと思う。レジ袋削減、割り箸削減と言っている割には、エコロジーを推進すべき企業姿勢としておかしい。コンビニでの買い物はほぼ100%がゴミになる。物を売る業界ならば、ゴミを出さない、生かすという意識した方がいいだろう。といっても、月に30万円を廃棄目標にしているというコンビニチェーンもあるようですが。
 
 食の安全等いろいろ言われていても、やっぱり日本は食に恵まれている。「もったいない運動」を推進している、ケニアのワンガリ・マータイさんに「もったいない」という言葉はどういう意味かを教えてもらったほうがよさそうだ。
 
 
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★ セブンイレブン、加盟店の値引きを制限か 公取委が調査(朝日新聞・09/2/20)
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