言葉のリサイクル

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スーパーマンのような人

 
 スーパーマンリターンズではなく、クリストファーリーブ主演の「スーパーマン2」を観た。
 
 この中で、クラークケントは自身がスーパーマンであることを恋人に告白する。しかしそれは、スーパーマンを捨てて普通の人間になることと引き替えであった。
 
 超人的な力を失ったあと、バーガーショップにて恋人の前でケンカをするが負けてしまう。そんな無力感を覚えているときに、彼の敵が地球で大暴れをする。もう一度スーパーマンに戻ることとなった。
 
 クラークケントがスーパーマンになるとき、周りに誰も観ていないかを確認して、ある時は電話ボックスの中、時間がないときは走りながら変身する。
 
 私たちの周りにもスーパーマンのような存在の1人や2人はいる。彼らはクラークケント同様に普段はおとなしいが、困っている人を目の前にすると「変身」する。
 
 飛ぶこともできないし、服装も普段のままだが、私たちの周りにいるクラークケントに助けられたことはないだろうか。
 
 映画本編で、スーパーマンに戻った彼は、バーガーショップでのケンカで負けた相手に再会する。緊張する店員と客たち。しかし今度は相手を吹っ飛ばすこととなった。バーガーショップの店主にクラークケントは言う。「ちょっと鍛えたんです」。
 
 そんな周りにいる控えめな人が、スーパーマンになったときを忘れてはいませんか。
 
 
☆ 敵か、それとも味方か。私が攻撃すれば、敵になる。私がなんの恐れもいだかず、微笑してみせれば味方になる(アラン「人間論」)
 
 
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★ スーパーマンリターンズ
 
 

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