ビンテージになりきれないリスト
電気用品安全法なる法律が中古楽器(家電)を扱う業者を混乱させたのを受けて、経済産業省が「いわゆるビンテージものに関する特別承認制度」を設けた。周知期間が徹底していなかったための措置。その機種のリストが公開になっている。
ところで私の持っているものでビンテージものがあるかどうか調べてみた。ここに載っていれば、国のお墨付きというわけだからとりあえずの損はないはずだ。
・DEGITECH Studio Vocalist (経産省のリストだと、この表記と全部大文字表記の2種類が何故か存在する)
・FOSTEX VF80 (2001年に購入したんですが、もうビンテージもの?これより以前に発売されていたものはリストにないのは何故?)
・ROLAND Fantom X6 (同時期に発売になったX7や8はどこに?)
と、すでに手放したものも含めるといくらでもケチがつけられてしまう。そもそも新機種でも魅力のないものもあれば、古い機種で大枚はたいてでも手に入れたい物も存在する。「古きよいもの」をリストアップすること自体に無理がある。
経産省の担当のかた、今からでも遅くないので街の中古楽器販売店店員に「どれがビンテージものですか」と聞きに行った方がいい。楽器を音楽を楽しんでいるものと、経産省との不協和音はまだまだ続く。
☆ 音楽とは、言葉をさがしている愛である(シドニー・ラリエ)
★いわゆるビンテージものに関する特別承認制度について(経済産業省)
★ 電気用品安全法とは(本ブログ・06/2/14)
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