桜の年度末
一時期、年度のサイクルを4月からではなく、諸外国と同じように9月からにしてはどうかという論議があった。受験も寒い冬に経験するのは酷である、という理由もあった。
ソメイヨシノの開花とともに人は別れを告げることになる。これまでの年度と別れ、仕事と別れ、学業と別れ、友人と別れ、恋人と別れる。別れはさみしいことではあるが、桜が散ったあとは新しい芽が息吹く。別れは出会いとの出会いであり、桜が舞っているのは、そうした切ない気持ちをどさくさに紛らわせてくれる。ゆえにこの年度末は好きである。
ハンディキャップを背負っている元ラガーマンが大学を卒業した。一時は落ち込んでいたというご本人も、本当の自分ではない、と前向きにリハビリを続けていたそうである。こうした人がいることを考えると、だらだら時間を空費していることを情けなく感じることもある。
悔いのない人生はだれにでもある。桜リセットして、新しい年度を迎えたい。もし意気消沈していたら、青いキャンバスにピンクの足跡が付いている空を眺めれば、桜がなぐさめてくれるだろう。
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★ 前へ 車椅子の元ラガーマン3年遅れ卒業式(産経新聞・06/3/27)
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卒業おめでとう
ちょくちょく拝見しているNonoさんのブログ”言葉のリサイクル”で懐かしい顔を紹介する記事に行き当たった。
「前へ 車椅子の元ラガーマン3年遅れ卒業式 」
―明坂一宏が大学を卒業する。
胸が詰まる。よかったね、と泣きたいようなせつない思いがこみ上げる。記事に添え