言葉のリサイクル

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見直す考え

 
 かつてのエントリを読んでいると、表現がおかしかったり誤変換になっている事を見つけ、こっそりと直す事がある。無知や急いで投稿しているための間違いであるが、投稿前に少し見直せば済む事なのはいうまでもない。
 
 そのエントリを読んでいて改めで考えが及ぶ事がある。職場や学校のいじめで被害者側が身体や心に傷を負う事があるが、そうなる前になぜ対処しないのかという点である。
 
 結果として人の命をあやめる事になった加害者の中には「取り返しのつかない事をしてしまった」と犯行直後に思う者が少なからずいる。あの時ああすればよかった、そんな思いに駆られるのである。
  
 我々は事後において、物事を批判する事はあまりにたやすいが、そうなる前に手を差し伸べる事を忘れてしまっている。今後どうすればよいかを考えない。過去には及ばず未来には触れず、今だけあればよいという、あまりに刹那である。
 
 ところで、ドラえもんがこの世にいれば手に入れたい道具というのは、タケコプター、どこでもドア、タイムマシンの3つということに異論はないであろう。この3つの道具には共通の特徴があり、誰もが夢見るものだからだ。それは身体が物理的に移動できることである。上記順番で徐々にその速度が速くなる。
 
 しかしタイムマシンだけはもう一つの特徴がある。ある程度であれば、タイムマシンがなくとも時代を移り動くことができるという点だ。
 
 過去であれば「初心忘るべからず」の精神を持てばよいし、未来であれば「夢を捨てるとき、この世は存在しなくなる」(チャーチル・イギリス政治家)という考えに共感すればよい。
 
 そして今を生きるのであれば、「自分の道を進む人は、誰でも英雄です」(ヘルマン・ヘッセ/ドイツの政治家)であり、過去を未来を体現する言葉で言えば、「何を捨てるかで誇りが問われ、何を守るかで愛情が問われる」(スティーブジョブズ/アップル社創業者)であろう。そうしたことをしなければ、「同じことを繰り返すくらいなら、死んでしまえ」(岡本太郎・芸術家)と言われてしまう。
 
 ロシアの小説家ドストエフスキーの言葉が本稿主張に近い。「コロンブスが幸せであったのは、彼がアメリカを発見したときではない。それを発見しつつあったときである。幸福とは、生活の絶え間なき永遠の探求にあるのであって、断じて発見にあるのではない」。
 
 さて、我々が探しているもの、探すべきものとは何であろう。
 
 
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