2013年 今年の漢字は「輪」 日本漢字能力検定協会が発表
恒例の今年の漢字一文字を日本漢字能力検定協会が発表した。今年の漢字は「輪」であった。東京五輪開催決定や災害に対する支援の輪が広がったことなどが理由である。
そうした輪というのは個人個人が揺るぎない行動を起こすことで作られる動的な産物だ。一人では気づかないし築かれないが、多くの共感を形成するのは実に自然発生的な超自然現象なのである。
五輪(オリンピック・パラリンピック)も世が一つになる平和の祭典であるし、バラバラであったと思われるものが一つに見える事は美しい。
角張っていると光の当たる部分は一方的であり、他方は暗い。しかし輪というのは直ちに影を作るものではないところに魅力を感じるのである。
輪と言えば、長く続いたお昼の番組「笑っていいとも」が2014年3月で終了するという報道があった。同番組の名物コーナーである、「テレホンショッキング」は当初、「友達の友達は皆友達だ。世界に広げよう友達の輪!」とタモリが唱和して始まっていた。視聴率低迷が言われていたが、昼の番組として一時代の輪を作ったことは間違いないのである。
輪を客観的に見て喜ぶか、自分側を形成する側に回って喜びを感じるのか。いずれにせよ、輪を乱さないように生きていくという事を自覚しながら時間と付き合うことが重要である。来年は違う漢字が選ばれるであろう。それでも「輪」の精神を心の中から失ってはいけない。
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