尖閣諸島を「買い取る」石原都知事が米国で講演 所有者と合意

 訪米中の石原慎太郎・東京都知事は、ワシントンで講演をし、沖縄県の尖閣諸島のうち、3つの島を都が買い取ることで地権者と基本合意をしたことを明らかにした。知事は「東京が買うことにいたしました。東京が尖閣諸島を守ります。日本の政府がいやがるかどうか。どこの国がいやがろうと、日本人が日本の国土を守るために島を取得するのは、何か文句がありますか」と述べた。
 
 都で買い取るとしているのは、魚釣島、北小島、南小島。都知事は「今の政府の姿勢じゃ危ない」とし、「(現在の地権者とは)基本的に合意している」と述べている。また都税を使うことについては「東京がやることは『国のため』が大原則なんじゃないの」と答えた。知事は講演の後に記者団に対して「面白い話だろ」と笑顔を見せた。
 
 現在、都が購入しようとしている尖閣諸島の3島は、民間人の男性=さいたま市大宮区=が所有し、国が借り上げて賃料を支払っている。年間賃料は魚釣島は約2110万円、北小島が約150万円、南小島が約188万円。この所有者が高齢などの理由で、今後の所有に不安があることを知った都知事が都による買い上げの話を進めていた。男性と都知事は40年来の付き合いであるという。男性の代理人である弁護士は購入時期について「今後の展開次第」と話す。
 
 都知事の発言を受けて藤村官房長官は、国による購入も検討することもあり得る、という考えを示しており、都知事の発言で個人所有の島が公有地になる可能性が出てきた。
 
 グーグルマップで住所入力による表示はされなかったが、尖閣諸島の島々には「石垣市登野城」という住所がつけられている。石垣市の他の島々も大変美しく羨ましい限りである。石垣島の北に位置する尖閣諸島が国境の離島という位置づけだけなのが悲しい。早く人々の往来のできる自由な島になって欲しい。
 
 誤解があるようだが、都が買い取ることで土地の所有者が東京都になるだけであり、買い取り対象の島々が「東京都」になるわけではない。尖閣諸島の島々自体は沖縄県石垣市であり続ける。例えて言えば、東京都の保養所などの施設が都外に点在するが、それと同じ都有地になるというだけである。
 
 
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