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ネーミングが左右する新しい商品 流行るのは中味か名前か

 関西国際空港発着の新航空会社「ピーチ・アビエーション」が就航を開始した。この会社は徹底したコストダウンを図り格安での運賃を提供する。例えば3月3日〔土)7時関空出発→8時50分新千歳着で11,880円からとなっている。
 
 「ピーチ・アビエーション」という名前がユニークである。「アビエーション」は”aviation〔航空)”という意味の英語だが、なぜ「ピーチ」なのか。同社のHP(ホームページ)を見ると、「Peach(桃)はカジュアルで身近なフルーツです。古来より、長寿、繁栄、エネルギー、幸運のシンボルとしてアジアで愛されています。そんな桃のように日本とアジアで愛されるエアラインとなり、誰もが簡単に旅行を楽しめるようなフライトを提供していきたいという気持ちが込められています(一部抜粋)」となっている。
 
 堅い名前の航空会社に比べて親しみやすさが出ている。桃の色であるピンクをシンボルカラーとしているのも斬新だ。「エアライン」という従来の「航空会社・路線」という言葉を使っていないところも面白い。
 
 NTTドコモは1日、Androidスマートフォン向けのアプリとして音声認識で情報を教えてくれる「しゃべってコンシェル」のサービスを無料で提供開始した。声で操作するのはアップル社の「iPhone4S」が先行して取り入れている機能である。iPhone4sでは「siri」という機能がそれを可能にしている。
 
 この「しゃべって〜」というネーミングはどうだろう。略して「しゃべコン」となることを予期してのことなのか。もう少し別の名前でもいい。
 
 ドコモのサービスに使われたネーミングでよかったのは「ドニーチョ」だ。着信はいつでもできるが、発信が平日の夜間と土日祭日の終日に限られるため、「ド(土)ニーチ(日)ヨ(夜)」である。基本料金を抑えたプランであったが現在は廃止されている。
 
 ドコモのネーミングで他に良かったものは「iモード」であろう。通話しかできなかった旧端末から「iモード」のサービスが普及することで、今日のメール文化、そしてインターネット利用に貢献した。
 
 どうせなら「しゃべってコンシェル」よりも、「iコンシェルS」にしたほうがよい。「iコンシェル」自体はサービスとしてすでにある。それに「S」を追加するのだ。「スピークのS」であり、「スマートフォンのS」になりうる。「siriのS」や「スティーブのS」ではないので注意が必要だ。
 
 企業が商品に名前をつけるときはずいぶんと苦労がされていることであろう。他社で使われていないことを確認しなくてはならないし、公になる前に商標登録をしなくてはならない。ドメインも取得の必要に迫られるかもしれない。
 
 商品の成功はその名前が人の記憶に根付くかどうかにもかかっている。音楽プレーヤーのことをかつては「ウォークマン」と言っていたが、それは今「iPod」に変わった。アメリカ・ゼロックス社のコピー機「ゼロックス」が「コピーをする」という意味の「xerox」という動詞として使われている。「google(グーグル・検索する)」、「photoshop(フォトショップ・画像加工する)などの単語も同様だ。商標が一般名詞となり、名詞が動詞として使われるようになれば商品としては成功したと言えるだろう。
 
 
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★ 吉野家の牛丼、JAL国際線の機内食に(読売新聞・12/3/1)
★ 格安航空:ピーチ就航 離陸、客席から拍手(毎日新聞・12/3/1)
★ Peach 日本初の本格的LCC (ピーチ・アビエーションHP)
★ 音声エージェント機能「しゃべってコンシェル」の提供開始(NTTドコモ・12/2/27)
 
 

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