言葉のリサイクル

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発音するとかっこいい英単語・15 漆と瀬戸物にみる英単語 japanとchina

 朝日新聞10月7日の記事に「福井の貝塚からウルシが出土」とあった。これまでウルシは中国から来たものだという説が有力だったため、日本列島にもウルシの木が自生していた可能性がある、というものであった。
 
 ここで思い出したのがウルシ(漆)という英単語が、”japan(ジャパン)”ということである。”lacquer(ラッカー)”という言い方もある。
 
 さらには、”china(チャイナ)”という単語も存在する。これは「陶磁器(類)」という意味である。chinaware(チャイナウエア)ともいう。不可算名詞なので数えるときは、a piece of chinaなどということになる。
 
 
・漆器(lacquered japan ware) 15世紀以降、漆器の美しさが西欧社会に尊ばれ、”japan”が漆器の異称となった。(「英語で紹介する日本事典」・ナツメ社)
 
・瀬戸物(china/porcelain from Seto) 鎌倉時代に宋の施釉(せゆう)技法を参考にし、愛知県瀬戸地方で作られたもの。恐らくこの歴史背景から”china”となったのではないだろうか。
 
 このjapanとchinaという単語を知ったのは、紙の辞書で国名のJapanとChinaの方を何気なく見ていたときに、それぞれ一つ前にこれら単語があったのを見つけた事による。こうした単語との出会いがあるのも紙の辞書ならではのことですね。
 
  
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