ライブハウス「チェルシーホテル」でガソリンをまいた男逮捕 東京・渋谷(2011.9.11)

 8月31日午後8時50分ごろ、東京都渋谷区宇田川町4のライブハウス「チェルシーホテル」から「男が催涙スプレーをまいた」と119番通報があった。東京消防庁によると、10人が体調不良を訴えてライブハウス前の路上で手当を受けたが、いずれも意識ははっきりしており軽傷。
 
 男はライブハウス関係者にその場で取り押さえられ、駆けつけた警視庁渋谷署員に現住建造物等放火未遂と殺人未遂の現行犯で逮捕された。捕まったのは大阪府茨木市の無職の男の容疑者(23)で、「人を殺そうと思った」などと供述している。容疑者は取り押さえられた際、ガソリンのようなものが入ったバケツをまき散らし引火させようとした疑いがもたれている。
 
 ライブハウスでは、午後6時半から「ニコ道楽vol.1.5」と題した無料ライブが行われ、観客およそ100人が集まっていた。全員が避難をしたが一時大混乱となった。目撃者によると、容疑者は「殺してやる」と叫びながらスプレーを噴射。取り押さえられた際には「離せ−」と叫んでいたという。
 
 どこのライブハウスでもそうだが、大抵、出入り口は1カ所となっており、ガソリンなどをまかれたら大惨事になるところである。容疑者がすぐに捕まって本当に良かったが、夏8月最後の日にお客さんは大変な思いをされてしまったことだろう。
 
 この日は2001年に東京・歌舞伎町で発生した、歌舞伎町雑居ビル火災から9月1日で10年になるのを前に、東京消防庁では歌舞伎町内にあるビルの一斉点検を行った。その結果、125件の消防法違反が見つかり、92件がその場で是正された。10年前の事件では、44人が死亡し多数の負傷者を出した。出入り口に障害物などが置かれていたことが被害を拡大させたが、この火災は放火とも推察されているがはっきりせず、現在も未解決となっている。
 
 しかしライブハウスのような場所ではどういう対策を取ればよいのか。出入り口は確保されているとしても、確信的に火を放つ者を事前に排除するのは困難である。消火設備が整っているとしても、お客さんの安全確保や誘導について、もう一度手順を確認した方が良いかも知れない。
 
 火災は一瞬にして財産や人命を奪う。そして今日は防災の日である。東日本大震災を経験している我々が防災について注意しすぎることなどない、そう再認識する日である。
 
  
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★ 渋谷のライブハウスで催涙スプレーか 数人搬送、軽傷(朝日新聞・11/8/31)
★ 渋谷ライブハウス:男が催涙スプレー?まく 7人病院搬送(毎日新聞・11/8/31)
★ 歌舞伎町で消防法違反125件 一斉立ち入り 44人死亡ビル火災から10年(時事通信・11/9/1)
  
★ チェルシーホテルHP
★ 火事が多発 従業員は避難誘導することができるのか(本ブログ・09/11/23)
http://twitter.com/#!/Mutou__610/status/108878445928390656
 
 
 

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