うさぎ年 2011年はどんな1年になる?
ウサギの歯は28本もあり、1年間に10センチ前後伸びるという。しかも一生伸び続けるというから何とも羨ましい。野菜をくちゃくちゃ食べるさまはとてもかわいいが飼い方にいろいろルールがあり、水を充分にあげて去勢をし、さらには温度や屋外で放すときにはウサギがパニックにならないように安全に配慮する必要があるということだ。
「ウサギとカメ」という話では、カメの地道な努力が賞賛されるが、カメを景気の停滞となぞって考えて、日本経済がウサギのようにこの不況を軽く跳躍すればいいと思う。
前の卯年である1999年に何があったか調べた。
1月29日、「地域振興券」が子供や高齢者らに交付された。1人当たり2万円分の買い物券であったが野党は「ばらまき政策だ」と批判。
2月28日、脳死移植法に基づく国内初の脳死移植が行われた。これをきっかけに臓器提供意思表示カードが普及。
7月23日、羽田発新千歳空港行きの全日空機が包丁を持った航空マニアの男にハイジャックされる。機長は刺殺され、男はしばらく操縦桿を握って空を迂回するなどした。乗員らに取り押さえられ男は逮捕されたが1つ間違えれば墜落事故が起きるところであった。機長宅に押し寄せた報道陣に対して帰宅した妻が「何?何かこわいこと?」と涙声で報道陣に聞いていたのが印象的だった。
8月14日、神奈川県山北町の玄倉川が増水、キャンプをしていて中州に取り残された家族ら18人が救助隊の目前で次々と流された。5人が救助されるも13人が死亡。
9月2日、神奈川県警不祥事発覚。県警厚木署の集団警ら隊で起きた集団暴行事件を発端に全国警察の不祥事が次々発覚した。
9月30日午前、茨城県東海村で国内初の原子力事故が発生。作業員はバケツでウラン溶液を扱うなど違法な作業が常態化。作業員(35)が死亡、国内初の原子力事故被爆者となった。
12月31日、この日を最後に携帯電話やPHSの番号が11ケタに。初詣など人出のあるところでは携帯電話の電話帳データを10ケタから11ケタに自動変換する機械が登場。無料で変換サービスが行われた。
願わくば、怖いことや嫌なニュースが起きずに平和が続くことを。過去の失敗や汚点をきれいにやり直せる術を我々は知っているはずである。知ったのなら行動に移したい。行動に移したならそれを誰かに伝えたい。歴史を塗り替えるのは偉人たちではない。凡人がたゆまない努力を心に誓うことにある。
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★ うさぎの飼い方ガイド
※ 参考=読売新聞・99/12/23・東京朝刊「99年読者が選んだ国内10大ニュース 想像超えた現実」