進むバリアフリー 井の頭線永福町駅に驚いた

 松葉杖を使用している人に聞いたところ、結構面倒なのが階段の手すりであるという。手すりが途中でなくなっていたり、最上部まであと少しというところでなくなっていたりするのだという。バリアフリーのための工事をするのならば、こうした声も拾い上げてもらいたいものだ。
 
 バリアフリー法が施行されてから各駅でバリアフリーのための工事が行われている。具体的にはエレベータやエスカレータの設置がそれである。お年寄りや子連れのお母さんには便利になったことに違いない。
 
 東京・渋谷と吉祥寺を結んでいるのが京王井の頭線だ。東西に走る鉄道が多い都内で、斜めに横切る路線は珍しい。井の頭線もバリアフリーを積極的に進めている路線の一つだ。例えば高井戸駅は隣接していた私有地を駅とを合わせた駅ビルとなりエレベータを設置した。環状八号線を東西にまたぐ形で高架駅となっているが、平行して設置されている歩道橋の東側(駅舎と反対側)にもエレベータを設置することで、環八を横断することが困難であった車いすや松葉杖のかたも楽に利用できるようになったことだろう。
 
 驚いたのが永福町駅だ。同駅は島式ホームが2つあり、いずれも東側に地下に降りる階段が1つずつ設置され、線路をくぐって北側の駅舎に出る。駅の南側に住んでいる住民は駅南口というのがなかったため、駅舎に隣接する踏切を横断して北側の駅舎に行くしか方法がなかった。
 
 しかしバリアフリー工事が施されてからは、駅舎はホームの上にまたぐ形で設置された橋上(きょうじょう)式となり、北口には階段とエレベータ、南口にはエスカレータとエレベータと階段が設置された。ホームへは階段、エレベータ、エスカレータでつながっている。
 
 何に驚いたかというと、かつてなかった南口の存在である。橋上駅舎とつながってはいるが、地上につながっているのは駅構内・敷地内ではない。同線と平行している道路を越えた所にわざわざ駅南口専用の3階建てビルができているのだ。ここまでやるのかと感心した。
 
 下北沢は小田急電鉄下北沢駅の複々線工事が行われており、駅南口にはバスのロータリーが作られて小田急は地下を走る予定である。これにより周辺の渋滞はなくなることであろう。井の頭線の下北沢駅と小田急線の同駅を結ぶ連絡通路には改札がない。これはバリアフリーでも何でもなく、かつて京王と小田急が同じ会社(帝都電鉄)であったための名残である。京王電鉄も98年までは「京王帝都電鉄」を社名にしておりその名残があった。
 バリアフリーには物理的なバリアもあれば心理的なバリアもある。前者は事業者にがんばってもらいたいところであり、後者は我々が実行しなくてはならないものである。
 
 
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