上海万博ソングが使用禁止に 日本の曲盗作疑惑で上海万博事務局

 日本のシンガーソングライターである岡本真夜さんの曲に酷似しているとして、上海万博のPRソングが使用を停止されることが上海万博事務局によって明らかにされた。「暫定的に停止することを決定した」と公式ウェブサイトで明らかにした。
 
 盗作が疑われているのは、ジャッキーチェンさんら中国の有名人が歌っている曲「あなたを待っている」で、岡本真夜さんの曲「そのままの君でいて」に似ていると中国内のネット上で声が上がった。中には2つの曲を比べるサイトまで登場した。
 
 テレビで両方の曲を聴いたが、盗作と言われても仕方がないというほど似ていた。PRソングを作ったのは上海の有名な作曲家であるという。
 
 中国のこうした「パクリ疑惑」があるたびに思うことがある。中国にはクリエイターはいないのか、ということである。芸術や思想というのは先進国よりもむしろ、中国やインドのような新興国のほうが驚異となるような気がする。
 
 中国は国家としての歴史が4000年と長い。受け継がれてきた歴史で他の国が及ばない発想というものが生まれる可能性がある。経済分野では国際社会の仲間入りをしようとしている中国であるが、文化というのは排他的であればあるほど、独自の色を形成していくものである。芸術家や音楽家の偉人がストイック、つまり自分の欲求のみに忠実であり、それを成し遂げた人たちというのは相応の結果を残している。
 
 感覚を磨くということは誰にでもできることである。それはきれいなものに心を奪われるだけではない。その対極にあるものに目をやり耳を澄ますことが大切なのである。音楽はCDという画一的な形に収められるが、その中にある音というのは、聴く人にとって無限の感動を秘めている。同じ曲でも、1人1人感じ方が違うことが音楽のすばらしさなのである。
 
 どんなクリエイターでも影響を受ける曲などがあることがほとんどだ。渦中の中国人作曲家が仮に盗用したとしよう。その先に進めれば盗作にはならなかった。岡本さんの曲がとっかかりになって、全く違う曲を作ればよかったのだ。この疑惑が新たな火種にならないように切望する。
 
 
☆ うまい作曲家は人真似はしない。盗み取るのだ。(イーゴリ・ストラヴィンスキー)
 
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★ 万博PRソング「パクリ疑惑」、岡本真夜さんの曲そっくり?中国万博(産経新聞・10/4/16)
★ 上海万博:PRソング使用停止 岡本真夜の曲の盗用疑惑か(毎日新聞・10/4/18)
★ 盗用疑惑のPR曲、使用停止=イメージ低下必至 上海万博(時事通信・10/4/18)
 
 

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