言葉のリサイクル

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東京03「キングオブコント2009」で日本一に カクターマンとの思い出

 
 かつて「プラスドライバー」に所属、のちに「東京03」を結成したメンバーの1人、角田晃広。彼の演じるコントを見ていると「逆ギレ系」がよく指摘されている。角田君の人柄そのままが延長線上になっている気がする。
 
 かつて同じバイト先であった彼は特に面白いということもないが、さりげなく突っ込むセリフが思わず笑ってしまうようなものであった。逆ギレ系を彷彿させるのは酒を飲んだ席だ。声が大きくなり、それは現在コントでも見られるような突っ込みや攻撃の類をバイト仲間に容赦なく浴びせた。それが酔っていてのことなのか、宴の席だからなのかがよく分からない。
 
 かつて早朝に旅行に行くという彼を羽田空港まで送っていったことがある。「そんな早い時間にいいですよ」と遠慮していたが、早朝じゃタクシーも捕まらないであろうということで、送っていった。羽田空港を通るとき、当時旧駐車場跡地に取り残されていた鳥居の話をした。「あの鳥居は前から移設の話が出ていたが、工事しようとすると関係者が原因不明の高熱になったりする”たたり”がある」と何気なく話していたら、「勘弁してくださいよ〜」と怯えていた。私は「あ、こういう話、だめなんだ。ごめんごめん」と返した。怖い話、苦手なのか。ちなみにその鳥居は現在、無事に空港敷地内のはじのほうに移設されている。
 
 バイト先で、あるドラマをこっそり見せた。私は先に見ていて号泣したのだが、角田君にも見せた。ドラマの”サビ”にさしかかる前にCMとなった。私は「トイレに行くなら今だよ」という。そして”サビ”が始まった。終わった後に彼がゆっくり私のほうへ振り向いた。両目から直線の涙がつたっていた。
 
 彼は義理人情に厚いといえる。感受性が強いからコントという表現もなんなくこなせるのであろう。ついでに彼は絵も上手かった。コントで出てくるブルースハープやギターも上手い。声がでかいのは何でであろう。いずれにせよ芸能人というのは、そうした感性と密接に関連があると思う。
 
 近年、彼にメールを送っても返信がなかった。ちょっと有名になったからって冷たいやつだ、と思っていた。そして今日もめげずに「おめでとう」送ったら「ありがとうございます!」と返信があった。ちょっと有名じゃなくて、かなり有名になったんだな、カクターマン。
 
 ちなみに「カクターマン」というのは、同じバイト先の女の子が独自に呼んでいた角田君への呼称である。
 
★ 東京03、お笑いブームに”逆行”したスタンスでコント日本一を奪取!(オリコン・09/9/23)
 
 
 

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