言葉のリサイクル

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ブログ盗用の男性アナウンサー、懲戒停職2ヶ月に

 
 福島中央テレビの男性アナウンサー(38)が他人のブログ内容を盗用したとして懲戒停職2ヶ月の処分を受けた。男性アナは00年11月から書いていた「アナウンス室日記」内で、「金融マン・ぐっちーさん」のブログ「ぐっちーさんの金持ちまっしぐら」の「日本ブランド」というエントリ(ブログ記事本文)の内容を盗用した。昨年9月以降、14件の盗用数になるという。
 
 これはコンピュータのコピー&ペーストのマイナス面である。この”コピペ”の作業はとても便利である。一字一句丁寧に入力しなくても、原文のまま自分のデータとして置き換えることが出来る。WEBサイトのURLのように細かく不規則な文字列を入力するよりも、コピペしたほうが楽である。
 
 その作業が簡単であるゆえに、他人の著作物の扱いに対する心構えが薄弱になりがちである。ネットはブラウザを開いた瞬間にそのすべてが著作物であることという認識が必要なのだ。男性アナも参考にしたのなら引用元を示し自分の言葉で書けばよかったのである。
 
 報道に携わる人だからこそ発信できる言葉があったはず。「金融マン・ぐっちーさんはこう書いていたけど、賛成」「いや反対」、そんなやりとりが出来ればネットで発信する姿勢は成熟してくるだろうし、それが本来あるべき健全なネットの姿である。
 
 以前、日本テレビアナウンス学院(現:日テレ学院)のレポーター養成講座を受けたことがある。実戦訓練として、新宿の歩行者天国で歩行者に突撃インタビューをした。その時プロのカメラマンのかたに注意されたことは「会話のキャッチボールをしなさい」ということだった。
 
 決して独りよがりの姿勢では「対・人」との関係はうまく築けない。ネットも何かを発信したらモニタの向こうにいる人を想像する必要があるだろう。カメラの前で話すのも、キーボードを叩いて発信するのも同じ事なのだ。言葉のコピペはできても、人が本当に考えていることはコピーできないし、されない。
 
 
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★ ブログ盗用の男性アナに処分 ネットの信用性も課題に(朝日新聞・08/6/10)
★ アナウンサーがブログ盗用 福島中央テレビ(産経新聞・08/5/24)
★ 今回の騒動について(08/5/27・債権・株・為替 中年金融マン ぐっちーさんの金持ちまっしぐら)
 
 

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