大阪外語大「夜間主コース」存続への署名
通学している早稲田大学第二文学部は、夜間に学びたい学生のために門戸を開いた。しかし今年4月から新設される、新「文学部」と「文化構想学部」により、第一文学部と同様に現在の在学生が卒業すると数年後には消滅する。
二文や一文からは各界で活躍している著名人も多い。個性的な人材を放出したのは学風なのかもしれない。
大阪大学との統合が決まっている、大阪外語大学が廃止を決めている「夜間主コース」の学生が、学部の存続のための署名運動を続けている。学生はいかに存続させるかを考えて欲しいと訴える。
どこの大学も、少子化による大学全入時代を迎え経営の見直しを迫られている。一般に夜間学部や二部というのは赤字体質であることは否めないようだ。こうした学部の学費は昼間の学部に比べると安い。切り捨てられる感はどうしても払拭できない。
レポート作成や作家の活動時間帯が夜間であることは一般的である。夜間学部というのはそうした恩恵を受けている感もある。夜の時間帯に討論し、そのまま酒の席で延長戦というのも味なものだ。
大学は学ぶところではなく、考えるきっかけを受けて自分で考える場所である。昼間に働き、夜間に受講することは、隠し味を持った学生が集まりやすい。ただ机とイスと黒板があるだけではなく、先生と学生が目玉商品なのである。
☆ 私は常に学んでいる。墓石が私の卒業証書だ。(Eartha Kitt)
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★ 「夜学の灯」消さないで 大阪外語大、大阪大と今秋統合(産経新聞・07/2/15)
★ 大阪外国語大学
★ 早稲田大学文化構想学部・文学部・文学研究科
★ 黄昏学部、「第二文学部」(本ブログ・05/12/23)