言葉のリサイクル

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振り込め詐欺を防いだ9歳の女の子

 
 宇都宮市内で、9歳の女の子が振り込め詐欺を未然に防ぐというお手柄があった。女児は「出張先で大事なものを紛失してしまいお金が必要」という女児の父親からの電話を受け、タンス預金のお金を数えていた祖母の姿を見て「テレビのオレオレ詐欺に似ている」と直感。”出張していない”の父親に電話で確認したところ詐欺だと分かった。
 
 宇都宮南署は女児に感謝状を贈った。同署署長は「父親の出張を伝えあっていたりと、家族のコミュニケーションが生きた事案」などと評価している。
 
 若いうちに勉強が必要なのは、こうした危険に遭遇したときに実際に行動をとらなければいけないからである。学んでいなければ考えが及ばないし、考えが及ばなければ行動はできない。
 
 かつて2人組のアイドル「ピンクレディー」が全盛期だったころ、「ピンクレディーのグッズをあげるからこちらにおいで」という声かけ事案が全国で発生した。事態を重くみたピンクレディーは、「よい子の皆さんにお願いがあります。知らない人に声をかけられても、ついていかないでね」とテレビを通じてファンの子どもたちにメッセージを送ったことがある。
 
 宇都宮の女児に対して啓発したテレビの存在は大きい。スイッチ一つで情報を得られることは非常に有効なのである。
 
 しかし、どんなにメッセージが送られても、危機意識の希薄な人たちに魔の手は忍び寄る。だから何度でも話し合いたい。日本は安全な国というわけではなく、危険は常に存在すること。知らない人にはついていかない、知らない電話は相手をしない、知らない儲け話にはのらない、そして、悪いやつを常に憎むというこころを忘れずにいることである。
 
  
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★ 小4女児がオレオレ詐欺撃退 たんす貯金数える祖母に 「テレビとそっくり」(産経ニュース・2015/12/16)
 
 

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