コンビニ店員に土下座させたばこ脅し取った男逮捕 大阪・茨木
大阪府茨木市のコンビニエンスストアで8日、数人の男女が店員に言いがかりを付けたうえ、店員らに土下座させ、商品であるたばこを脅し取った。大阪府警茨木署は9日、無職の男(39)=大阪府東大阪市=を恐喝容疑で逮捕した。
問題の恐喝場面は男の仲間とおぼしき女性が撮影しており、インターネット上で公開されている。それによると、「手ぶらで謝るのはちゃうわな」「携帯電話弁償せえ」などと難癖を付け「たばこ1箱ちゃうで、ワンカートン」などと言って商品であるタバコを脅し取った疑い。
動画で見聞きする限り複数の男女が現場におり、店長、オーナー、チェーン店のマネージャーとおぼしき人たちが映っている。この内容にネット上では批判が殺到していたという。商品の購入を巡って店長と口論になっていたという。
男は「ネット上で騒ぎになっているのを知って出頭した」と供述し、容疑を認めているという。この事件では別の男と女二人も逮捕された。一体何の意味があってネットに動画投稿をしたのだろう。相手への制裁のためであったのだろうが、自ら首を絞める結果となった。
オーナーは「食事も喉に通らなかった」と語っており、土下座をさせられた事や謝罪や金品を要求されたことはショックであったに違いない。どんな仕事でもそうだが、悪い客に当たったときの不快な気分といったらない。
本件動画に出てきた男のような客に遭遇した事は何度もある。金品の要求までは行かないが、正論からやや逸脱しているようなものであり、客自ら”お客様は神様である”と振りかざし、声をわざわざ大きくして従業員を萎縮させるのである。
本件のみならず、トラブルには複数人で対処する事が必要だ。しかし従業員の中にも関わり合いを恐れて見て見ぬふりをする者もいる。そういう仲間はありえないが、仲間をいたわる思いやりだけは忘れてはいけない。
大切な事は目に見えないから、いたわらなければならない。良くないことは目に見えるので、見てみぬ振りをしてはいけない。
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★ 恐喝容疑:コンビニ店長土下座の男逮捕 動画がネットに(毎日新聞・14/9/9)
※ blackmail →恐喝、恐喝する