言葉のリサイクル

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子供たちの夏休み

  
 NHKのニュースで子供たちが泥だらけになって楽しく遊んでいる様子が映し出されていた。その公園は親が嫌う「AKU」をあえて子供たちに与えている場所なのだという。「A」は「あぶない」、「K」は「汚い」、そして「U」は「うるさい」だ。
 
 「A」。はしごを登っていくと滑り台がある。とても高いのだが、このはしご、登る段差間隔を広くとってあり、体力のある子しか登れない工夫がされている。
 
 「K」。泥だらけになる小さな池の前で男の子たちが戸惑っていると、係員の男性が「はいってごらん。気持ちいいよ」と勧める。しかし男の子たちは「小石とか入っていて痛そう」とためらう。しかし男性の勧めで入るとそこからは子供たちの時間が始まった。
 
 「U」。ここでは大人目線ではなく、子供の目線になって係員が誘導する。何でもダメだというのではなく、優しく見守るのである。子供たちの歓声がそこら中で響いているのが映像から見て取れた。
 
 子供たちは大人のルールで遊ぶのが苦手だ。拙いながらも子供のルールで遊ぶのが好きなのである。意味の有無は関係ない。危ない経験をし、汚い思いをし、そしてうるさくすることは子供の頃でないと経験できない。こうした経験が危ないことを避ける思考につながり、汚いことを他人にさせない心を形成し、静かに人を見守る優しさを培うに違いない。
 
 「AKU」は大人が嫌う言葉であるが、これからも親御さんは言い続けてよいのだ。大人が「あぶないから、汚いから、うるさいからやめなさい」というから、掟破りの子供の世界に意味が生じるのである。
 
 いっぱい遊んで、いっぱい食べて、いっぱい声を上げると心身豊かな子供に育つ。相手を思いやる心に育てばそれはきっと、「戦後○○年」という数字を足し算できる、平和を愛する子供に育つに違いない。
 
 
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