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警視庁警察官が持つ「ピーフォン」逮捕に威力発揮 ビジネス用ケータイをチェックする

 警視庁地域部に所属する警察官3000人に貸与されているカメラ付きケータイ「ピーフォン(ポリスフォン)」が事件の解決に役立っている。昨年都内で発生したコンビニ強盗では、現場に駆けつけた警察官が防犯カメラの画像を撮影、警視庁本部を経由して画像が一斉に送信された。これにより、管轄に隣接する警察官にも画像が行き渡ることで犯人検挙となった。
 
 昨年9月、中央区内の2件のコンビニ事件で現場に急行した久松、中央の両署員はコンビニ店内の防犯カメラに映っていた男の画像を撮影。これが都内の警察官が持つピーフォン3000台に手配写真として送信された。その後、江東区内で深川署員が手配写真の男を見つけて逮捕した。
 
 ピーフォンはカメラやGPSがついた携帯電話。08年に発生した秋葉原の連続殺傷事件発生時に現場警察官の無線が混線し、携帯電話が威力を発揮したことから同庁が導入を決めた。そういえば容疑者を追い詰めた警察官は警察無線ではなく携帯電話で連絡を取っており、「本職と蔵前PS(警察署)のPB(警察官)が男の身柄を確保しています」という内容で話していた。
 
 
 ところでこうした”ビジネスケータイ”というのはどういうものがあるのか調べてみた。
 
 ドコモの場合、例えばF-10Bという機種はカメラが搭載されていない。情報漏洩防止のためだが、そのために外観はシンプルである。そもそも仕事上では通話が優先されるので不必要な機能は省いてある。指紋センサーや通話メモ機能があり、防水防塵が施されている。屋外での利用に威力を発揮することだろう。
 
 auも複数機が法人用として用意されている。その中の1つがE05SHである。外での使用に耐えるようにできており、四隅にプロテクターが装着されているため落下時の衝撃を抑えることができる。会社側でカメラや赤外線などの機能を利用制限することができるため、不正利用や情報漏洩を防ぐことができる。
 
 ソフトバンクの840P for Bizもシンプルである。一般のケータイにありそうな機能はほとんどついているが、これらも管理者側で利用制限することができる。管理者が端末所持者の居場所を100台まで一斉に位置検索することが可能であり、緊急時の状況把握に役立つ。
 
 ウィルコムもいろいろあるが、WX220Jはストレートケータイ。PBX(機内交換機)への登録で内線電話機としても利用でき、10番号まで登録が可能なので複数の事業所にも対応が可能。
 
 ところでPHSが最初に登場したときの”売り”は、軽量、安い通話代、PHS間でトランシーバとして利用可能、自宅のデジタル電話の子機として利用可能、というものであったが、現在も自宅の子機としては使えるのだろうか。
 
 ウィルコムのサイトでいくつかの機種を調べたが、トランシーバーも自宅電話子機機能も無いようである。携帯電話と差別化を図る上で強力な気もするので少々残念。
 
 かつてドコモの料金プランに「ドニーチョ」というサービスがあった。99年末で廃止となったが、土日祭日の終日と、平日の夜のみ通話発信が可能なプランだった。平日昼間は待ち受け着信はできるが緊急番号(110番など)以外の発信はできなかった。そのため基本料金が安いぶん通話料が高く設定されていたが、あまり通話をしない人のためにこの手のプランがあってもいいと思う。電波は有限の資源である。つながりが悪いとされるソフトバンクも一考されてはどうだろう。
 
 警察官の「ピーフォン」は警察官の位置をもGPSで把握できる。混乱した現場では、警察官を機動的に配置することが容易であろう。今後の犯人検挙率アップが期待される。
 
 
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★ カメラ付き携帯:「ピーフォン」、素早い逮捕に威力 警視庁、警官3000人に貸与(毎日新聞・11/1/8)
★ F-10B(NTTドコモ)
★ E05SH(au)
★ Softbank 840P for Biz(ソフトバンクモバイル)
★ WX200J(WILLCOM)
 
 

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